継投の日。(はてなプロ野球’06)

つまりはこういうことなのでしょう。

1)イチロー&仰木さんのチームをブルーウェーブ
2)西武ライオンズにとってかつてのそして永遠のライバルが近鉄
3)瞬間風速で今もライオンズを苦しめる近鉄の亡霊たちがバファローズ
4)結局、どこからもカモでしかない現実を背負うのがオリックス

隣の西武は昨日バファローズを相手にして今日はオリックスの相手をしたのです、これで納得♪……畜生、平野め、もーちっと踏ん張れよ。

とウチとはまったく関係の無い(タイトルとも縁遠いw)内容から入ってみますw

ソフトバンク1−0日ハム
勝:神内(6勝2敗) 負:清水(1勝3敗) S:馬原(0勝4敗23S)

そんな華々しくも無残な平野虐殺を繰り広げる京セラドームとはうって変わってこちらヤフードームはジリジリする投手戦。まあ結局はそうそう打って勝つチームじゃないからこうやって厳しいゲームをモノにしていくしかないわけです。見てる分には力の入って楽しいゲームと言えなくもありません。

とりあえず今日はやはり継投がポイントでした。両先発ともに谷間などと思わせないような素晴らしい出来、そんな中先に動いたのがハムでピンチになって初めて動いたのがホークスでした。
これは私見ですが両陣営の首脳陣とも自軍の中継ぎに結構自信と信頼を持っていると思うのです。そんな中、中継ぎへの信頼を持って絶好調の立石を今までどおりに5回で切るハム、中継ぎへの信頼を持ってピンチになってしまうまで神内にがんばらせたホークス。興味深いところです、結果論でハム・ヒルマンの采配はダメだと裁きたくはありません*1ですが今日はこれが分かれ目だったのかも知れないと密かに思っています。
神内は非常に切れていました。便利にゲームを作ってくれる奴とは思っていましたが今日の奴は往時の篠原が投げているようなそんな痛快感すら漂わせるような見事なピッチング*2でした、キレのあるストレートをビシビシと投げ込んで三振の山を築く姿はコレがローテの谷間などという事実を忘却の彼方に吹き飛ばすほど。対する立石もコントロール良く、三振こそ取らないものの安定したいい内容*3で双方共に0行進。一時は神内まさか完封か!?とすら思わせるようなそんな力強いピッチングでした。
まあ打線は相変わらずといえば相変わらずですが、好投の先発から早い回で受けた中継ぎをしっかりと捉えて1点もぎ取ったあたりは評価しておきましょう。あと1点取っておけば馬原に藤岡がもうちょっと楽だったはずなのですがね(苦笑)

ともあれナイスゲーム!今年のホークスの勝ちゲームでした、言及はしませんでしたがノーアウト2塁→1アウト3塁のピンチを三振&ゴロで抑えてくれた藤岡もお立ち台に相応しいナイスピッチです。連戦が続く以上結局藤岡と馬原しか使わなかったのは今後を考えると良いですね。

明日からオリックス三連戦。斉藤大明神なら相手がバファローズだろうが近鉄だろうがましてやオリックスだろうがピシッと抑えてくれると信じていますよ。まあ、そろそろ打線が6、7点取っての快勝とか見てて心に優しい試合もお願いしたいところですけど、ね?


追記:ちょっと見てみると実は斉藤やら松坂よりも奪三振率は高いのな、神内。まあ隣のリーグの鬼神・藤川の前にはどうせ霞むからアレですが、そろそろ上手くやれば二桁10勝目指せるかも知れないラインに来つつあるような。これから先、一層の活躍を期待しております。

*1:事実、7回のピンチも藤岡が抑えてなければ頭から換えていれば良かったのにとか言えちゃいますしね。

*2:6回で奪三振11、つまり三分の二近くアウトは三振ということ

*3:ある意味こちらはローテの谷間のナイスピッチというにふさわしかったがw