今シーズン感想・先発陣編

本当はちゃんと1日書いたら、その次の日に続き…と続ける予定だったんです。はい予定。


と、いうわけで要約“来シーズンに期待しましょう”な捕手編からうって変わって獅子奮迅に大車輪、ここだけは12球団でも1、2を争えると確信する先発陣の話。


まずは斉藤和己の“エース”化に尽きますね、ここまで強烈な自負と責任感を持っているとは思っていませんでした。選手会長になったのも要因なのでしょうかねぇ?完全に第二覚醒を果たしたような印象です、投球内容の進化は防御率奪三振数にはっきりと現れ、また特性とすらいえる負け数の少なさは相変わらず健在*1と実に頼れるエースとしての地位を確たるものにしてくれました。西武からこっちに来てる杉本コーチ曰く「球種の多さや投球術は大輔が上だろう。ただ、打者に対する気持ち、精神力は和巳が上」とのことで特にPOで見せた強烈な勝利への意志は見てるこちらに戦慄すら与えるものでした。余談ですが巨人の木佐貫を尾花さんが“素材としては和己級”と評したそうですね。正直微妙な気分w 投げるボールというだけで判断するなら斉藤はギリギリ1流ってところのレベルだと思います*2あの苛烈と言ってもいいほどの精神があって初めて“斉藤和己”になるだろうに、失礼ながら木佐貫にあの真似が出来るとは…脳改造でも施すのかしら?(苦笑)

他の先発3人は何と言うかそれぞれ“らしい”としかいいようの無いシーズンというか(苦笑)和田の安定感、コンスタントに勝ち星をあげてくれるピッチングにはホントに助けられます、POの第二ステージそれでも福岡に戻れれば勝機もあると思えたのは和田が福岡で待っていたから…だから一発病をなんとかせいw 新垣は結局いい時はいいんだけどトータルで見て今ひとついい印象が残せません、ここぞ正念場というときに何だかんだと頼りにできない印象があるというか…素材としては一級だと思うのだけれど。杉内はさすがに去年ほどの出来はありませんでしたね、まあ去年がマグレというのではなく47の系譜*3を継いで隔年エースになってくれれば…谷間もこれくらい投げてくれれば十分だしw まあここが4人きっちりと揃ってるところがホークスの強みでしょうか、何より彼らはもうちょっと先を見れるくらいにはまだ若い部類なのが良いですね、来シーズンも楽しみです。

最後に5、6人目の話。ここも長いシーズンを戦うには必要なポジションなのです、特に交流戦なぞ何をとち狂ったか6連戦を平気で続けますからね。そこで、ですが、寺原と神内は何と言うかもう一歩抜け出しきれなかったという印象でしょうか。たまに素晴らしいピッチングを見せてくれるよい素材だとは思うのですけれど『調子が良いなら良い投球をするくらいならプロに入ってくるような選手なら大体出来る。問題は悪いときにどう乗り切るか。』というようにも言われますからね、もう一つ二つ皮が剥けてくれることを期待、ホークスの先発*4は層が厚くて競争激しいですけど頑張って。

総評してやはり来シーズンになろうともこの陣容は12球団でもトップレベルと思っています。まだまだ若いピッチャーも多いですしね、これからもまだまだ期待しています。次回は投手続きで中継ぎ・抑え編ということで、前科が付いた分いつになるかまったく保証できませんけどね(ぉ

*1:通算で73勝20敗、負け数の少なさは異常とすらいえる領域だと思う。

*2:そりゃ140km台のフォークは凄い武器ですけど

*3:工藤センセのこと、なんだか奇妙に共通点が多いのです、杉内と工藤。

*4:というか投手陣全般