さようなら、寺原。

先ほどニュースをみてビックリ致しました。横浜の多村と寺原が交換トレードだそうで、王監督が多村に興味を示しているとかいう話は小耳に挟んでいましたがまさかこんな形になろうとは…

しかしまあ、言われて見れば右のズレータが抜けそうなホークスと先発の門倉が抜けそうなベイスターズでニーズはつりあってるような気もしなくも……ない、のか?(困惑)

無論、ホークスとしてはどちらかと言われればプラス、だろう。酷い話だが寺原が抜けたからと言って先発5〜6番手を争う投手が1人抜ける程度だし。横浜の方は…まあ若手の野手が続々育ってきてはいるようなのだけれど…いいんだろうか?これが牛島監督が続けてる、とかだったら“あいつはモノになるから大丈夫”とかクルーンのときみたいなノリで話を進めたってことで納得できるのだけれど。いい加減故障がちで戦力計算できない多村に愛想でもつかしたのだろうか?

まあ、ともあれ、寺原の話でも


寺原といえば甲子園の最速記録を更新した快速右腕というあたりがまず印象に残るところなのでしょうか?

なんと言うか、モノになりそうでモノになりきらなかった典型例というか、自分の中ではそんな印象の投手。実際にプロになってみると意外と変化球やら小技も使ってくる投球で反面期待の速球はそれだけでは武器に仕切れないというような印象、だったでしょうか?素材の良さ、才能は感じさせながらも中々それがモノにならない、先発“候補”から抜けられない、そんな投手。

どうにも期待やらなにやらが大きすぎて1軍で投げさせるのが早すぎたような感があります。ホークス的には杉内やら和田やら新垣やら即戦力な大卒ルーキーは結構居ますが寺原は高卒ですからねぇ、っていうか今年でまだ年齢は23です*1。先発の陣容が大分安定したあたりで*2下で徹底して制球力と直球の威力を鍛えてやるべきだったのかなぁ、などというのが常々の印象だったり。結局意外といいところ、ココというときにポン、といい結果を出してしまう素質の良さやら小器用さが逆に注目と期待を集め、仇になってしまったような感じ。


と、いうわけでこういう経緯である以上横浜に行っても普通に応援するであろう選手なわけですが、正直不安が8割と言ったような感じ。上手くやって欲しいのだけれど上手くいかないようなイメージがどうしても拭えない(苦笑)どうせなら牛島さんに預けてどうなるか見てみたかったなぁ、などと思うのが個人的な感想ということでひとつ。

最後に多村。怪我さえなきゃねぇ〜、それこそ杉内か新垣あたりまで出してでも取る価値があるというか下手したらお釣りがくるのだけれど(苦笑)最悪ポストシーズンに活躍してくれればそれでよし、くらいの心積もりの方がイイのかもしれない、などと思ったりw

*1:まあそういう意味で年齢的な期待も含めて多村と釣り合った部分もあるでしょうが

*2:具体的には2003年あたり