短期決戦のお話。


何となくあんまり驚かなかった五輪野球の敗戦とか。敗因はゲームに入る前から色々とありそうですけどね、端から見ていると。

まあ批評の類、特に批判の類なんかは結果が出てから後だしで書くのはいかにも卑怯なので書きません。ひとつ言えることがあるとすれば、これを持って星野さんに貼られてしまった『短期決戦で勝てない』というレッテルがいよいよ持って決定的なものとなってしまった、ということでしょうか。ここまで来るとレッテルと言うよりご本人の資質という説もありますが、批評はしないと決めたのでここまで。


大体見ていると一発勝負というのは大分勝敗が強さどおりには行かないものです。プロ野球で7割勝ったチームは間違いなく強いと言っていいのに一発勝負だと7割勝てると言われても何か不安になりません?3割は負けるんだと。

3戦はもちろん5戦でも結構勢いや流れに左右されてしまう部分が大きいようです。まあ当然と言えば当然、一番身近な日本シリーズだって7戦やって大体強さで決まるのにそれでもやっぱり流れや勢いがあって……それでまあ星野さんが勝てなかったりするんだから。

比較してソフトボールの方は非常に上手く勝ちを拾ったものです。後から見るとなんか奇妙…もとい独特なトーナメント表をしてらっしゃいますが、米国だけをターゲッティングした場合勝つのは決勝、あの1試合だけでよくて他は全部負けても良かったのですね。


個人的にはソフトボールの勝利は前日、豪州に劇的なサヨナラ勝利を収めた勢いを持ち込めたのが大きかったような気がします。もちろん唯一米国相手に勝負に持ち込める上野投手が人外魔境の連投を続けられたという要素が前提ですが。
勢いか、地力と日程の有利か、短期決戦を旨とする各種プレイオフにとっては永遠の命題なのかも知れませんね。そういえばメジャーでもワイルドカード勝ちあがったチームって妙にプレイオフでも勝ててる印象がありますし。