Guilty Pain「02:Collapsing Miniature」

というわけでまずは先週末の日曜に行ったダブルクロス2ndキャンペーン第二回の感想から……とはいってもそのうち薬師クンが書いてくれるだろうからある意味いらないっちゃいらないんですけどね(ぉ
一応簡単に書くとロストチャイルドっぽいテクスチャーで7年前に起った震災をきっかけにその復興に尽力した神城グループが統括しているような街が舞台。謎の女の子と契約して変身してダークヒーローなことをやってみようと思っている話です、ちなみに例会で潰れたやつの使いまわし。

追記:許可をもらったので前回までの感想を薬師先生のブログから引っ張ってきました。


6/25(日) キャンペーン ギルティ・ペイン「01:Missing Daydream」 - 月影之薬師堂
6/18(日) キャンペーン「ギルティ・ペイン」グランドオープニング - 月影之薬師堂


有馬勇
(モルフェウス/ノイマン ワークス/カヴァー:高校生/高校生 17・♂)

・PLは山鳥先輩。何だかんだで状況に巻き込まれていくロールは天下一品かと。ジャームに襲われて死に掛けたところを謎の少女エアリオとの契約によって命を拾い特殊なオーヴァード、ギルティ・ペインになる。
・相変わらずに愉快型迷惑少女エアリオに振り回される日々、けれど何か度々見るようになる過去の夢がオカシナ方向に向かいだして…?
・受けキャラの癖に一回も受けに成功していないのは別にGMのせいじゃないぞ。1回も攻撃、防御しないうちから≪物質合成≫のせいで侵食率120%オーバーするコンセプトが悪いのだ。
葵天音
(エンジェルハイロゥ/エグザイル ワークス/カヴァー:ビジネスマン/高校生 16・♂)

・PLは薬師クン、神城早月を涼宮ハルヒ化すると言ったら真っ先に飛びついたヤツ。神城早月の右腕、基本的には振り回されても抑える所は抑えるって感じか。ショタ系。
・今回はその神城早月は海外出張に行ってもらい離れているというシチュ、その間にも当然難題は降りかかるわけで。謎少女ソムニアの一人であるカスカと接触する。
・この面子の中では(というか私の知る限り)一番ダブルクロスの戦闘が上手い。侵食率やらタイタス化やらダブルクロスはPLにリソースのマネージメント能力を求めるところが大きいから。
叶絵真紀
(ブラム=ストーカー/バロール ワークス/カヴァー:セルリーダー/保険医 25・♀)

・PLはtatariクン。GMも手探りっぽく導入してみたF・H枠に入り込んで好き勝手やってくれいていますw何かエロくてちょいワルでミステリアスなお姉さん系。
・今回はエロじゃなくてワルw 偶然接触したギルティ・ペインの契約者(ジャーム化済)を他のPCに無断で勧誘しにかかる。
・不死者のおかげで≪血の戦馬≫を駆使した上でバロールの加護エフェクトを使っても侵食率が危険域に行かない忌々しさ。勇クンや、あんたのコンセプトって不死者でやるべきだったのでは?(苦笑)
  • 今回は主に伏線をばら撒く回。というわけでいじめられていたところをギルティ・ペインの力を使って解決(殺害ともいう)。そのせいで精神が壊れてわずかにでも関係した人間を次々と殺して回る危険な存在になっちゃった男の子、柴崎優の話をメインに据えつつ片っ端から伏線をばら撒いていって見る。
  • のっけから飛ばす愉快型迷惑少女エアリオ、そのテンションに勇クンも段々慣れてきた様子。くくく、次回辺りそろそろ変化のかけどころか。
  • とはいえその勇クンに実は今回あんまりモチベを与えていないのですね、基本的に巻き込まれ系とはいえそろそろエアリオと縁を切るというネガティブなモチベ以外に作っていくべきだと思う今日この頃、その辺も含めて次回は周囲の状況を急変させていくのがベストか。
  • それはそれとして勇クン、立派なツンデレでした。“俺は利害目的で助けようとしてるだけだから”って全然あんたの利になってませんからっw*1 っていうか2人以上の契約は身体的にヤバイって言われてるのに“1人も2人も変わらない”ってそれ利じゃありませんからっw*2
  • それと並行して前々からやってみたかった手法を試してみる。つまりは“開かんと欲するならまずは閉じるべし”ってノリで『ヒロインとの関係を意識させて近づけるにはまずは遠ざけるべし?』と今回神城早月を半ば欠席させてラストエンディング1シーンだけ出して絡ませてみた。結果としてはちょっと生き残ったカスカの処遇関連で悶々としていた天音に戻ってきた早月が活を入れるという形で上手くはまった感じ。天音が悩む羽目になったのがそもそも早月が居なかったからともとれるけど…とはいえこれは結果オーライの類かなぁ?まあ天音クン的に早月が必要なんだということを感じてくれたようなので本当に結果オーライということで。*3
  • とはいえ天音が悩んでいた理由が“自分は結局カスカのことをあまり分かってはいないから彼女の契約者になる資格はないんじゃないか”ということ。ん、これは確かに失策、ゆっくりとお話させてあげるシーンを演出するのを怠りました、反省反省。
  • ギルティ・ペインの基本性質やら解説するのに天音クンのロイス欄にあった知り合いの研究者、井澤先生を登場させてみる……なんか気付いたら変な人になってましたよ?(爆)まあ一応悪役ちっくにうさんくさい敵の研究者と差異を出すためという理由はあるのだけれど。結論、天音クンの周りには変な人たちが集まる性質があるようです、合掌。
  • 叶絵さんが“欲望”に忠実な期待以上の悪ロールをやってくれました。無論、最初っからUGN枠よりF・H枠を優先したくらいなのだからある程度他PCと敵対しかねないようなアグレッシブなロールを期待していた節はありましたがさすがはtatariクン、期待以上です。次回からは内面部分も表現していくとのことでますます楽しみですね。
  • 『ここまでやってくれたからには後のフォローはもちろんGMの仕事!』と内心張り切っていたのですがカスカの処遇について絡んでいるうちにいつの間にか皆が和解モードになりかけている…おい天音、F・Hはやはり悪だとわかったんじゃないのか!?っていうか天音も勇もそういうことで叶絵のロイスをタイタスにしたんじゃないのか!?w まあGM的には後に面倒がなくて楽といえば楽なので、別に文句はひとつもないけど。
  • ばら撒く伏線にきっちり驚いてくれるPL諸氏は本当によいPLさん達だと内心感謝しております。やっぱりリアクション返してくれるとGM的にも安心しますし手ごたえを感じますからね。あと単純に面白かったと言ってくれる一言だけでもものすごい励みになっております。
  • あとせっかく選んでいるのだからもうちょっと上手く音を使えたらいいなぁ、と思いました。今度までに先駆者の薬師クンにコツとか聞いてみようか。
  • 戦闘バランスは……ちょいと予想以上に≪ギルティ・ペイン≫が強かった*4無論、ある程度想定はしていましたしそのためにいくつか削ったエフェクトもあったのですが。いまひとつPCの攻撃による達成値がブレイクしなかったせいでリアクションも出来てしまう≪電光石火≫*5が最大限に機能してしまったのが最大の原因かと見ています……今度はもっと安全かつ真剣に苦しみもがくように設計したいものだ。
  • これから後半戦いよいよ気合入れて作っていきます、スタンディングオベーションでブラボーと言ってもらえるくらいを目指して張り切っていきましょうw

大体列挙するとこんな感じか。総括すると基本的に思い通りだけれど、若干手綱の入れ方をミスってるところが散見されるというところでしょうか。まあ今後は修羅場ちっくなスケジュールも改善されるし*6より冷静にマスタリングしていこうと思います。

ふふ、気付けばコメディ分が徐々に少なくなってきてます。おそらく愉快型迷惑少女エアリオがその仮面を脱ぎ捨てた瞬間、シナリオは完全シリアス路線に移るでしょうね。

*1:ギルティ・ペインの契約を結ぶソムニアと呼ばれる少女達が居りまして彼女らは契約者が居ないと急速な勢いで衰弱していってしまうのです、それで柴崎の居なくなったカスカを再契約して助けるためにってことでPC達が立候補しているという流れです

*2:ツンデレ娘ちっくに翻訳すると『べ、別にあんたのために助けてあげるんじゃないのよ!そ、そう!私にとっても利益になるから!あんたと私は単なる利害関係なのよ、勘違いしないでよねっ!!(赤面)」とかw

*3:無論ヒロインとして早月には今後大変な目にあってもらいますからね、そうなったときに助けるモチベを段階を踏んで育成していこうというのもキャンペーンならではと考えています

*4:オリジナルDロイス:ギルティ・ペインの自動取得エフェクト、色々その他の軽い恩恵や代償はあるものの目玉の効果として全て計算し終わった後の実ダメージ(代償として支払われるもの以外)が半分になるというトンデモナイ効果がありまして

*5:きっちり実ダメージが入っていくこれはむしろ弱点のひとつとして組んだのですがね(苦笑)

*6:グランドオープニング、第一回、そして今回と前日土曜から日曜の明け方近くまで別のキャンペーンにPL参加してその5、6時間後にGMをやるという無謀な荒行を繰り返していたのです