終戦はあっけなく。(はてなプロ野球’06)


瞬間、見ている私も虚を突かれていた…まさか、と。


ん、クールダウンはあんまりしてないけど書き上げてしまいます。

ソフトバンク0−1日ハム
勝:八木 負:斉藤

まさか!?でした。奴は抜けると思って走ったのでしょうか?それとも意表を突ける!と確信したのでしょうか?あるいは今日の斉藤からもう一本ヒットは期待できない、ここしかチャンスはない!とかそういう感じでしょうか?

イメージは守備で負けたような、そんな感じです。仲澤のプレーがミスだとは到底思いません、止めてトスした段階で十分にファインプレー、抜けていれば意表だの虚だの関係なくサヨナラです。けれど、あとわずか正確さと速さが足りなかった、仲澤はこれを糧にしてくれることを切に望みます。
それにつけてもファイターズの守備に一体何本のヒットを阻まれたか。正直、昨日のダルビが凄すぎた分、八木にそこまでの絶対感は感じませんでした。ですが本当に今日はあと一本が遠かった。


しかしそれも言い訳、結局この結果を見るとホークスの打線が覚醒したのではなくただ単純に西武の中継ぎ陣が悪すぎたから打てただけ、とそんな風にも思えてしまいます。あるいは日ハムの投手陣が良過ぎたのか?それにつけても崩れ落ちる斉藤の姿に“1点でも取ってやれれば”という思いはどうしても拭えません。

“負けたらそこで終わり”という意志、最後のその姿はまるで甲子園で敗退した球児のような印象を受けました。中4日の肩を気遣ってかカーブなどゆるいボールの使用がいつもより多かったようです、それに加え前回のような派手なアクションこそ無くどこか淡々と静かに投げているような印象を受けました。ですが、それが逆に“凄み”を漂わせていたような、そんな感すらあります。本当に成長しました、ここまで“エース”であるとは昨季の姿からは想像できません。

そしてなにより、打力の低下が疑いようもないことがはっきりと突きつけられました。終わってみればまさしく今期のホークスを象徴するゲーム、投手が最高の仕事をしているのに打線は応えてやれない、そんな現状。思えば斉藤にここまでの自覚が付いたのも何度も“見殺し”にされた打線の凋落を誰よりもはっきりと悟っていたからなのかも知れません。

正直、悔しくてなりません。POに勝つことは出来なくてもせめて福岡には戻ってもらいたかった、逆に先発の関係で和田の投げれる福岡にさえ戻れば勝機すら在ったというのに。しかしコレが現実、力の差。

ホークスの今シーズンは、終わりました。


追記:まあだからと言って日ハムが憎いわけでもなし、日本シリーズは普通に日ハムを応援しますけどね。こうなったら最後まで行って貰いたいし、今日見た憎たらしいほどの守備力は決して中日にも引けを取らないと信じています。書いたらちょっとだけ落ち着いたかも、明日は今シーズン全体を通しての感想など簡単にまとめて見たいと思います。