今シーズン感想・リリーフ陣編

ネタがないのでは無い、書こうと思うタイミングを逸し続けているだけなのだ…

というわけで思い立って時間を取っている間に進めてしまおう、という目論みw


POでの柳瀬には驚かされましたがシーズンの中で言うのならやはり藤岡、これに尽きます。新人に62試合も投げてもらったというあたりどれだけ頼りにしたか、頼りになったかが分かろうというもの、ストレートのキレがよく見てて気持ちいい投球というのも高評価ですね。柳瀬は来年の活躍にこそ真価を問うことに致しましょう。2軍でもほとんど投げなかったと言うことは研究のしようが無かったということでもあり、来シーズンこそが本格的なスタートと言えると思います。無論、藤岡とて「2年目のジンクス」は迷信と限った話ではありませんので絶対安心とはいえませんが。

次、ベテラン組。吉武や篠原も頑張ってくれた部類でしょうが後半の勝負どころでばてたのか失敗が目立ったのがちょっとマイナスポイントですね、シーズントータルで見ればやはり多大な功績といえるのですが3点台前半という防御率をどう評価するかというのは意見の分かれるところ。個人的な意見としてはあれほど優秀な先発陣の後を継ぐだけにもうひと踏ん張り、防御率を下げて貰いたいところ。両名とももうひと頑張りくらいは出来るものと思っております。特に篠原は貴重な左の中継ぎですしね、もう一枚、ということで来シーズンこそ三瀬の復活にも期待するものであります。

あと心底目立ってないしせいぜい登板数20試合前後、劣勢の試合で投げてるだけとは言え竹岡、佐藤誠の両名も結果として2点前後の防御率と2人あわせて4つの貯金を作ったという立派な結果をだしていると思います。どちらも右だけに藤岡、柳瀬と台頭が著しい中に入っていくのは難しいでしょうけど地味にこういう役回りの中継ぎもちゃんとしていると終盤で逆転する試合なんてのも増えていきますからね。意外と層の厚さとチームの地力を支えてくれている部分だと思っております。

で最後の馬原、稀に失敗することもあるしちょくちょくピンチは作るものの1.65の防御率は見事の一言です。セーブ数が少ないのは優秀な先発完投型ローテーションが馬原に回さず勝ってしまうためだと確信していますw あと勝ちが無いのは同点とかそういうあやふやな場面では絶対に投げさせていないからです、この辺は“ペース配分とか考えると先発じゃ力を出し切れなかった、9回オンリーなら何も考えず100%で投げれる”という彼の特性とも言えますけど。ともあれストッパーとして完全に自分の居場所を見つけたようで実に何より、後はこの座を何年護りつづけることが出来るかってことで来年も期待しております。

総評してやはりリリーフ陣も若いピッチャーが多いですし、まだまだ5年は戦える陣容、来年大隣が入ってきて即台頭してくるようならまず入るのは貴重な左の中継ぎ枠でしょう*1いよいよ激しく競争しながら切磋琢磨していってもらいたいものです。


次回はいよいよ。ここまではほぼべた褒めというかけなすところが少なかったですが、次こそはそうも行きません。戦犯があるとすれば、弱くなったところがあるとすれば、無論そこは野手陣、打撃陣。しかしそれも半ば仕方の無いしわ寄せなのだということを次回野手編では語ってみたいと思います。

*1:あるいは先発適正を神内あたりと争って負けたほうが左の中継ぎエースという考え方もありか