GoBキャンペーン第五話「灰色の魔竜」

というわけで伸びに伸ばしたツケというかなんというか。

それもこれもフリーズが悪いんです。別に昨日でも遅いことに変わりありません?…そうですね(苦笑)


あ、一応今回tatariクンが追加で作ってくれたオリジナルの最終回ですが前話までの内容に触れているとネタバレにはなるような気がするので折り返します。それはそれとして長々書くと見苦しくなるのでどっちにしろ折り返します(ぉ

セラフィルシア・フィルスミーニア(ディアボロス=コロナ=アダマス 45歳、♀)

・ウニオンの中心人物ポジションで遂に三王会戦に参加!ここぞとばかりに蒼天航路クラスな絶人武将ロールを楽しませていただきましたw 
・まあこの人は既にある程度迷う段階を過ぎてすべき事を定めてしまった人なのであんまりこの10年期間でのキャラの変化はありませんな。一応自己設定ではちょくちょく悩むことはしても揺らぐことはなくなったくらいのレベル。
フリードリヒ・シュローダー(ディアボロス=アルドール=アダマス 21歳、♂)

・ヒルダに頼まれるという形で三王会戦に参加、エルネストと最後の決着を付けるという形で参戦。戦場にて灰色の魔竜と化したエルネストに見えるというスタート。
・キャンペーン中での成長を上手く表現しきれた分、普通にPC1っぽく動けていたと思いますよ。アレな見方をすれば今回くらい落ち着いて他人に物申す感じの方がcielx先輩としてはエネルギー準位的に低く安定しているゆえ回が進むにつれの変化が自然で上手く行ったとかw や、いい意味で。 
シェロ(エフェクトス=アクシス=エフェクトス 28歳、♂)

・ヴィンス側で戦争に参加したところ突如現れた灰色の魔竜に襲われウニオン陣営に落ちたリエッタを追いかけるとそこにはウニオン側のPCたちが…という展開。
・まあどこか小粋な感じのもの言いとスタンスは貫きながらも、発覚してしまったリエッタとのスタンスの差に悩むあたりは流石という感じ。
スフィー(フィニス=オービス=ウェントス 1048歳(外見12歳)、♀)

・前回のはっちゃけプレイ・時空の狭間でのルートヴィヒとの演出戦闘の結果、はじき出されたそこは三王会戦の戦場w ルートヴィヒとの置き土産である灰色の魔竜と対峙する、というスタート。
・うん、当初はルートヴィヒのエロ誘惑に揺れておられましたが一周して“普段の”スフィーに戻ったような感じ。ステラでは無いはずなのに人を諭して導く感じにはまっていくのは…ま、セラフとお互い様ってところでw “賢者殿”言うて謙るロールは結構楽しかったですね、意外と。
ヴァネッサ・フォルテン(アングルス=アクア=フルキフェル 20歳、♀)

・前回口約束とはいえセラフと一緒に戦ってくれる、ということで今回はウニオン側の戦士として参戦するスタート。とはいえ積極的に戦に参加せず黄昏てるのは初回から見れば驚くばかりw
・密かに一番色々と変化をつけて行ったようなキャラかw 最初はちょっとバカっぽい感じでシリアスストーリーの清涼剤かと思いきや、徐々にシリアス成分も混ざっていったのは見事だw 何だかんだで結構絡ませてもらったので感謝です。
  • というわけで話の構成としては三王会戦の最終局面、追い詰められたカール軍を護るかのように灰色の魔竜、かつてのエルネストが降り立って再び戦局は混迷、集ったPC達がエルネストに引導を渡すという感じの流れ。そうですね、黄金杯に決着が付けられないのは仕様としてこの最終回があればこそカールとエルネストの物語という形でこのキャンペーンが美しく纏められたような印象でしょうか。
  • で、OP、カールをギリギリまで追い詰める役目は私のもの♪ということでちょっと回想でアダルベルトと一騎討ちしてみたり、カールの天幕をまんま蒼天航路の絶人猛将どものようなノリで襲撃するセラフw あぁ、楽しいw これはハンドアウトできっちり『竜=エルネストが出てきてカールはしとめ切れない』というのを教えてもらったからこそ出来た領分、うん、感謝感謝。
  • それはそれとしてやはりシェロのこちら側への来させ方がやはり上手かったかと。そうね、リエッタを追いかければというのはシェロのキャラを見た上でモチベの操作として上手い部類じゃないかと。おかげでリエッタと落ち着いて会話できたし*1
  • まあミドルの内容はやっぱりNPCとの絡み〜というわけでヒルダにあったりノエルにあったり…や、ノエルは後でもいいかと一瞬思ったのですがあの「時々思います、もしパン屋の娘として〜」な台詞を言うとGMが宣言した瞬間もう居てもたっても居られずにw ……と思った阿呆なPL共、シーンプレイヤーのスフィー以外他全員(爆)
  • やや蛇足というか本筋からは脱線かとも思いましたが、リエッタと対面で話をするシーンはいただけて良かったです。特にリエッタが世界よりも父親を護とういうスタンスと知れたのは*2個人的には満足。心の中で“決然と相対する方が面白いから是非とも!”と余計な邪念エールを送っていたのは秘密w まあ後でも書きますけどこのGoBのキャンペーンはおおよそのPC達にとっては彼らの物語が完結するような話では無いような感じですしね、セラフの今後のためには是非とも欲しいシーンだったのですよ、待たせた他のPLさんおよびGM様に感謝ということで。
  • そこで前回冒頭であったエルネストとカールの回想を描いたマスターシーンをスフィーが≪杯の女王≫で投影することを提案。このあたりは流石というか何と言うか、他のPC達がエルネストと相対するときのところまで考えて動けるあたりはGM経験、PL経験共に積んできた良い証左ですな。お見事、のひとことにございます。
  • で、翌日はオークの傭兵団および黄金の魔獣どもを突っ切ってPC達5人でカールの眼前まで!直前にエリック*3とやり取りさせていただけて本当に感謝、や、この辺は大物なNPCと色々因縁が絡まってて非常に美味しい立ち位置に仕上がりました&させていただきました。
  • まあ座興の中途戦闘は問題なく突っ切って残りの残党共もコロナロール全開で∵紋章∵かましていよいよ魔竜と正面決戦!ラストバトルです。
  • ってか魔竜エルネストつよ〜いっ!!!防御は受けタイプであらゆる攻撃に対応可能、ダイス8つ、受け値36、という脅威の性能にPC、PL両者の首筋に冷や汗が流れる*4。結局、決め手は気持ちよく三桁に乗ったヴァネッサの∵因果応報∵w 皆がその防御力の前に阻まれる中、何とかセラフが1撃決めて*5 そこで∵不死∵を何とか∵天真∵+∵模造∵の物量で押し切るといった形で決着!……まあややアレな終わらせ方ではあるけれど時間も押していましたしここでデッドリーな戦闘を続けて盛り上げるぐらいなら落ち着いてゆっくりEDやろうというのが内心の本音でした(苦笑)
  • 各自ED。ヴァネッサは結局二話目の∵模造∵→∵封印∵逆で代償として失っていた「目的に向かう気持ち」をスフィーの∵封印∵逆で取り戻してもらうという感じに。結局スフィーはその代償としてヴァネッサの進む“道”を見守る束縛を受けたということで。うん、このあたりはあれこれGMと相談しながら適切な代償を決めるのが面白そうだと端で眺めていて思わせてくれました。あと最後にセラフを絡ませてくれてマジ感謝w
  • スフィーはエルネストの魂を回収に来たルートヴィヒと会話し、完全に敵対する意志を告げるというED。ちょっ、まっw 今度はルートヴィヒが動揺して未練を見せかけてますよ!?w これはここからスフィーが“攻め”に転じるということの予兆に違いあるまい*6。うん、彼女の戦いもまたこれから、というところで。
  • で、自分はカールをヒルダのところに送り届けて歴史の1ページを見るというような感じのED。他の方と比べてやや長くなったのはきっとフリードリヒも相席していたせいです、きっと私ひとりの責任ではありません(ぉ 加えていよいよこれからのことをヒルダに伝えて、それでヒルダの決意を促すという美味しい立ち位置をいただきました。うん、これこそ本キャンペーンPC3枠の醍醐味というか旨みですよね♪ラストは思わず夫の胸に飛び込んで涙を零す、という締めに。あえて台詞とか入れずに済ませたのは色々解釈ができるかなぁ、と思ったりしたからで。まあ『エステルランドが滅ぶ瞬間に立ち会ったから』であったり『多くのものを巻き込んだ挙句、戦の中で死なせてしまったから』であったり『今またヒルダを引き返せないところまで連れて来てしまったから』であったりとか色々感情が入り乱れているような気がしたのです。よって下手にそれ以上の演出はしませんでした、多分セラフ自身の中でも上手く整理しきれない部分だと思いましたからね。
  • シェロは帰還途中、フィリップの背の上でリエッタとタンデムというシチュ。エルネストとカールの関係に重ねているあたりはスフィーの功績であり同時にto-yaF先輩の上手さでもあるかな、という感じか。短いながら綺麗に纏ったいいシーンでした*7
  • 最後にフリードリヒはミンネゼンガーの剣術道場に戻って、そこで新しく出来たパン屋の娘*8と会話するという締め。まあ何と言うかこれでゆるゆると落ち着いていくのだろうなぁという感じか。大方のPCにとってこのGoBという話はある種“通過点”だけれど彼にとってはこれが旅の終わり、物語の終わり、という感じで纏ったのでは無いでしょうか。

というわけでこのGoBキャンペーンも終わりです♪全体的にPC3枠は歴史の表舞台であれこれ大物NPCたちに因縁つけて楽しめるのが良かったですねw 表でヒルダ、ひっそりとエリックやらカール・ブリッツとの因縁が新規開拓できたのが楽しかったあたりでしょうかね、特に。

過去のブレカナキャンペーン*9に比べるとPC間の関係はそこまで深く絡まなかった印象だけれどそれはエピックプレイで年代が飛んで、その間一緒に行動しているというわけでは無いことがまず一点。それと黄金杯との因縁に決着がつくわけでは無いことから派生して、実はPCたちの目的=物語は微妙に別々の方向に向いていたりする点にあったのではないかと。まあ何と言うか『交差路』的な感じで巡り合っていると言うか、とまれこういう感じの関わり方もまた良いのではないかと思いました。まあ従来のように“仲間”という形で絡む方向を目指すならあんまり年代飛ばさなきゃいいだけなのだしねw

というのもPC5人居ながらそれぞれがそれぞれのシーン、それぞれの役回りで主役さながらに目だって居たように感じるから、とか。そういうのはそれぞれに「物語」があってそれぞれの“主役”であってこそ、ですしね。今回のGoBというキャンペーンはそういう話だったと思うのです*10。とても楽しいキャンペーンでした、PLの皆様と、それと特にブログ上のやり取りでGMを快諾していただいたtatariクンに多大なる感謝を、ありがとうございました。

*1:剣呑な内容ではあるのだけれど(苦笑)

*2:まあ少なくともtatariクンの世界の中ではという限定付きだけどw

*3:まあ一応公式にはシャッテンビルト、だけど(苦笑)

*4:攻撃面が範囲2回、三桁近くのダメージだったのはまあ良し。奇跡はその分あったしそもセラフの脅威の受け値と皆のHPを合わせると1回くらいは凌げる感じだったしラストとしてはそんなものなバランスかと

*5:さりげなく与えられるペナルティではセラフがトップだったりw

*6:もちろん性的な意味で?(死)

*7:ビジュアルのイメージ的にも美しかったですしね。

*8:karasawaクンは偉大なことを言いました。確定なんかさせたら後のノエルアクトやるGMが困りますw

*9:メロミンと暗天節のことね

*10:故に自分の物語と枠を心底楽しんでおきながら時折隣の芝生が大層青く見えたりするw