陽炎の戦場「怒りの日(ディエス・イレ)」

さて、いまさら書く必要があるのだろうか?とは思ったのだけれど面白いものは面白かったので簡単に感想を纏めます。あ、あと一応サプリ掲載の公式シナリオなのでネタバレ含む可能性あります、注意。

11/25(土) 陽炎の戦場シナリオ 怒りの日(「アウトランド」所収・ネタバレ) - 月影之薬師堂

詳しい経緯なんかはyakusiクンがちゃんと纏めてくれているのでこちらを参照した方がいいかと。

鷹尾 由兎奈(エンジェルハイロウ/ノイマン ワークス/カヴァー:兵士/傭兵 22歳、♀)

・PLは自分。デザートミラージュでもトップの超人兵士、軍歴7年、国籍日本。なんだか思いついてしまったのでルルブ公式、鷹尾=ルカーン=総真という実に素敵な笑みを浮かべるミドルガイの実の妹と設定してみるw ほらアレ、元は仲が良かったけど母親が違っていて密かに家を継ぐのは“正妻”の子である妹の方に決まってたとか知ってぶち切れた兄貴が色々暗躍とかそういう単発一回で表現しきれるはずも無い無駄な設定を一瞬で創りあげる愚かな自分(苦笑)要約すると15のときに兄貴に騙されて“外人部隊”に売り飛ばされました、まるw
・データはオーソドックスな<射撃>系で作ってみました。と言いながらかみ合わせにくい≪光の衣≫、≪カウンター≫、≪零距離射撃≫をそれぞれ取ってわざと最適な行動を常に迷うように作るあたりは自分らしいか(苦笑)どうでもいいけどこのステージで使用可能なF・H拳銃強すぎw
ディアン・カルナス(ソラリス/ノイマン ワークス/カヴァー:指揮官/傭兵 28歳、♂)

・PLはATKクン、ガイアの方のリヴィエナのPLさんでもあります。若い頃から戦場を潜り抜けた歴戦の指揮官でこの年にして既に戦場の英雄とも呼ばれるほどの名声を得ている優秀な人物。デザートミラージュの隊長エミールから伝説の傭兵とまで謳われたラズバンが指揮する要塞“ディエス・イレ”をたった3人で攻略する任務を受ける……というかディアンはサポートタイプなので手駒はほぼ2枚、なんて無茶なw
・オーソドックスなサポートタイプ。≪戦術≫から≪アドヴァイス≫+≪声なき声≫+≪戦乙女の導き≫などのコンボはダイスやらなにやら足りない初期環境では特に絶大な効果を発揮します。あと地味に高い固定化ポイントで色々買い込んであるあたりがw
シエラ(モルフェウス/サラマンダー ワークス/カヴァー:スペリオルB/傭兵 18歳、♀)

・PLはkarasawaクン、リエラハザード以前からのオーヴァード能力を有する現地民。だが内戦の続く国にあって貧困にあえぐ家族のために傭兵部隊に身を投じる。今回はその家族の1人、妹のエリーの治療費を稼ぐためにこの無謀極まりない“ディエス・イレ”攻略作戦に参加する羽目に。他2人が設定的に結構経験を積んだ兵士なのに対して微妙に素人っぽい部分を残してるロールが好印象。
・基本的な≪氷剣≫から白兵コンボを繰り出すつくり。シナリオの警告に従いしっかりと≪ペネトレイト≫に≪ギガンティックモード≫を備えている。移動が必要なせいで意外と素手で殴りかかる局面もあったりするのは初期キャラの愛嬌かw

とまあこんな感じのキャラたち。まあ話の流れはそれこそyakusiクンのレポ参照ってことで。半ば陽炎の戦場のステージそのものへの感想になりかかってるけどまあそれはそれ。

  • シナリオ始まる前にGM曰く“範囲攻撃と装甲無視は悪いこと言わんから用意しとけ”。うん、実際必要だったけどさ、う〜む、これが戦場か、ヘビーだぜw
  • 色々判定が要求されたりトラップがあったり雑魚戦があったり。シチュ的にアレもコレもとやるのは普通のステージだと限定されるから結構新鮮だったり。何だかんだいって凄い怖いんですけどね、このゲーム、ルール上の問題でダメージが入るとそれが侵食率上げることにも繋がるし、ちょっとのダメージでも色々デッドリーだ。
  • でも思い返してみるとそういうのやりやすいステージではあるのですよね、普通のステージに比べると圧倒的に死や破局は身近にあるものだから結構“やっちゃって”も自然に演出できるような空気というか雰囲気のステーじゃなような気がする。自分だけかも知れんが(苦笑)
  • なんと言うか日常は無いのだけれどそれぞれのPCにそれぞれの理由があって明日はわが身、と先の見えない戦いを強いられているというような感じで根底にあるようなPCの危機感はちゃんとダブルクロスだと思う。微妙に平安ステージとかだとやってみてその辺がぼやけるかなぁ、という印象を持ったりしたのだけれど少なくとも1回やった感覚ではココはそんなことは感じなかったかな。やっぱりPCの危機感とPLの危機感がシンクロするのがダブクロの売りのひとつだと思っているゆえ。
  • それに加えてそれでも“ロイスの命は地球より重い”おかげで赤の他人、でも“戦友”という雰囲気が*1自然と作れるようなセッティングになっていると思う。この辺は“ダブルクロス”を生かしてて好感触な部分でしょうか。
  • というかシナリオに書いてある文章とやらが渋すぎというか半ばギャグの領域になっているw いや、普通に凄いカッコいいんだけどそこまでされると笑うしかないというか、なんと言うか、凝り倒しすぎw
  • 惜しむらくはちょっとキャラ作に時間使いすぎてたせいで、やや時間を意識してロールしなければならなかった辺りでしょうか。いつもなら唸る物量*2をちらつかせながらちょっと侵食率上がってでも色々シーン要求したりするのにw*3うん、やっぱり時間に余裕持ってやるためにもキャラ作は手早く行えるといいなぁ、と感じた次第。う〜ん、持ち込みじゃないんだからさっさと作り上げるべきだった、ちょいっと反省*4

というような感じで思った以上に好感触のステージでした、コレなら繰り返し遊ぶような環境にも耐えれそうなイメージ。……自分がこれでシナリオ作るかどうかはまた別問題だが(ぉ*5

や、だって作りたいシナリオに作るシナリオが溜まっておる。しばらく消化しきるアテもも無いのも随分あるしな(苦笑)

*1:コミュニティが狭いこともあって

*2:経験点と読むといいw

*3:や、そこまで褒められた行為では無いけれど

*4:このゲームに限らず結構自分、データ組むのに時間かけちゃうからなぁ(苦笑)

*5:半分冗談ですよ?思いついたシナリオがココに相応しかったら普通にココでやりますって