until count the NUMBER「02:Calm crack on the day」

先週末に行いました例会キャンペーンの第二回のレポです(←遅いとか遅いとか遅いとかいい連ねるのに飽きた

なんと言うか全4回でキャンペーン組むなんて経験がなかったもので結構ペース配分に戸惑いますね(苦笑)前回ちょっと“仕掛け”に凝ったせいで本編のストーリーがほとんど進んでないせいで今回はちょっと急ぎ気味に伏線を少しずつばらしにかかります。……まあそれはそれとして別のテーマはちゃんとあるのですが(邪笑)


というわけで夏休みに差しかかろうとするある日のクエスターたち。

香鳥悠馬(ファイター1・スカウト1・レジェンド6/17・♂)

シーンがコメディならコメディに、シリアスに染まってきたらシリアスにロールできるあたりは流石にスキルの高さを感じさせる、というかラストの奈落に染まった親父と対面したあたり以降のロールは流石と言わざるを得ませんね、ちょっとダーティめな方向のPC1に仕上げてくれつつあります。
木下エナ(ファイター1・ヴァルキリー5・ソードマスター2/17?・♀)

何となく理解した。単独でアレコレはしたないことを言い出すようなことはなくても“場”として皆が騒いでいると上手く乗れる(乗せれる?)ような感じだろうか。それはそれとして徐々に伏線をばらしつつある昨今、次回はいよいよ登板回ですよ?お手並み拝見♪
紅野聖(Bマジシャン6・オーヴァーランダー1・アーティスト1/16・♂)

で、今回登板回の人。なにせ今回のテーマは下記参照w なんと言うか最初はむしろPLさんの反応を見てるのが楽しかった部分もありましたが痛みに耐えて(?)よく頑張ってくれました、普通に上手くやってるレベルだったと思いますよ?流石に時間はかかりすぎなのとやっぱりキャンペーン通しては早いというか無理、とも思ったけれどw
明神高志(ルーンナイト5・ファイター2・スカウト1/16・♂)

なんと言うか大車輪ですなw(データ的な箇所は置いとくとしても)ひとりさっさと“無駄にテンション高い系”のポジションとキャラ位置を確保したのがやはり大きいのでしょうか。コメディパートでは半分近くスポットライトを持って行ったような気すら致しますw 無論、それだけではないところがまた。
風飛留美(Wメイジ4・サイキック2・リターナー2/16・♀)

うん、大体キャラはわかった。“真面目でいい娘、やや空回り気味”って感じだな、前者だけだとキャラは立てにくいが後者が加わると一気にいいポジションになるw 他の人間にもいえることですがやはり最後のEDが良かったですね、どこにでも居そうな娘っぽい外面とクエスターとしてこっちの時代に来ている内面が上手く表現させてやれて満足ですw


さて、前回サボった分キリキリと伏線を進めなければならないのですが、それはそれ。今回のテーマは


「cielx先輩を桃色地獄に叩き込む」


です(ぉ 参考までに緋野を、ではなく中の人を、ですからね♪
というのも元々ストーリー上今回はPC3の枝切りの騎士としての相方であるラルヴァネスと決着を付ける回*1ですのでそもそもが緋野にスポットが当たる回なのです。そこに加えて枠決めの際に“ラブコメとかやってみたい”と言ってふらふらPC1に特攻しかけたcielx先輩を説得して退かせた手前、『ならば1回分、集中してやってもらおうではありませんか』と企画したのが今回のシナリオという話。

そう、このためだけに*2企画段階は野郎だったラルヴァネスを女性化して萌えキャラに仕立て上げましたっ!準備は万端!いざ開戦っ!!w

  • というわけでOPはまず回想から、少し頬を染めた笑顔で「大好きですっ!」と攻めてみたらリアルで顔面を引きつらせるcielx先輩w うん、面白いものを見ている(酷)
  • それはそれとして他の人間もOP、何故やら妹と親しげに話しているカルペディエムを“連行”して事情を聞く悠馬やらちょっと昔のメモリーが復旧するエナやら緋野と出会った頃のことを回想する高志やら友人が誘ってくれたカラオケを断りつつ当の“カラオケボックス”に向かう留美やら。段々それぞれにキャラの味が出てきて良い感じです。
  • というわけで今回はPCの通ってる学校にラルヴァネスを転校させて*3目的やらなにやらを探っていく過程で徐々に10年前の事件のことに興味を持たせて、当時の事件を解決したと言われている高志の父親、明神空犀に話を聞きに行くまでが前半の流れ。簡単に纏めると10年前の事件は“エンブリオ”というアーティファクトが暴走した結果奈落の穴が開きかけた、という類のものでどうやら前回、前々回と倒してきたクリーチャーはそれを封印する役目をおっているものらしいとそんな感じ。
  • それはそれとして悠馬の情報収集。地元のクエスターとしてコネの草薙紫音を使って情報収集しつつ“負け→修行イベント→決着”なんて黄金パターンを見据えて種を蒔いておくあたり流石に手馴れている、と思ったりw
  • で“情報収集”の裏で(表で?w)屋上で手作り弁当とかそーゆーコンボを使って攻勢にかかるラルヴァネスw もう中の人の反応が楽しすぎるせいでついつい時間を使ってしまった(苦笑)は?私?私めは瞬間最大風速出せばto-yaF先輩の足元にくらいなら及ぶレベルには慣れてますから、彼の言葉を借りるなら『この程度ならまだまだ』です(開き直り)
  • で、大方の“仕込み”は済ませていよいよ臨海学校編、後半スタートですw バスから降りるなり既に海パンへの換装が済んでいる事を主張する高志、いい味出してやがるw 夏の主役は彼と言っても過言ではあるまいw
  • まずは第二分寮のメンバー+妹さんでスイカ割りなぞやって遊んでるシーンを演出。皆、何だかんだで楽しそうに演出してくれたが特に印象に残ったのが妹の“大事な友人”の位置に収まった高志にさりげなく殺意(笑)を見せる悠馬、ある程度狙ったとはいえPC間で色々関係やら感情が構築されていくのを見るのはやっぱりGMとしては無常の喜びでしょうか、特に今回キャンペーンのようなコンセプトだと。
  • さらにこの“臨海学校中に誕生日”ということになった緋野と高志を学校の皆が悪ノリしながら祝うようなシーン。具体的にはビンゴゲームを行い、勝者が緋野と高志にひとつ“命令”が出来るというもの。……あれ?祝ってるのか?という疑問なぞこの際野暮でございますw 結果として緋野は大人気なく加護まで使ったラルヴァネスに“お持ち帰り”され、高志は哀れエナを筆頭とした学生一同によって投げつけられた“ケーキ*4”の海に沈んだというw
  • で、最後のトドメとばかりに“お持ち帰り”後のシーンを演出。真っ赤に照れながら手作りのケーキを差し出してみたり、お茶を入れようとして火傷して慌てて水道口へ向かい身体が密着とかそーゆー黄金パターンで彼のMPを削りきることに成功した模様です……うん、やっぱり時間使いすぎだ、反省。
  • で、紆余曲折ありながらも結局“目的”のためにPC達と対峙することになるラルヴァネス、ちょっとここらへんのモチベの持ってき方を失敗した、というか急いだせいで普通に空犀さんに喋らせなきゃいけない情報やら台詞やらを一部飛ばしてしまってた、反省その2。
  • まあともあれ戦闘。今回のコンセプトは脇に配置されたオラクル特技で支援するビット×2、攻撃するたび≪一般属性無効≫と≪特殊属性無効≫が入れ替わるというような雑魚を上手く処理しつつ、30m×30mの戦場を≪ファストドロー≫、≪疾風の理論≫で飛び跳ねるラルヴァネス*5を上手く追いかけて倒すというような感じ。とは言いながらも何だかんだでcielx先輩がハッピーエンドの方が好みなのは存じておりますし、ガイア一発残せるくらいのバランスで組んだつもりだったのですが…


結果として紙一重*6でまたラルヴァネスに行動を回す、ということでガイアに手をかけられる流れとなりました。まあ意識して避けられること、避けられないこと含めて敗因(一応完全勝利ではないし)は色々あるのですが最大のものとしてはやはりトール3発使いどころをミスってというか使われずに終局まで置いておかれたことでしょうかね。それでダメージが装甲無視などの効果含めて120〜130遅れてますからな、流石にそこまでミスをされて潜り抜けられるほど温いバランスで組んだつもりもございません*7ともあれラルヴァネスはそのまま“大好きな王子”の手でマナに変えられ*8その側で永遠を生きることとなったのでした。

  • うぇい、何だかんだでラルヴァネスが助けられることを想定していただけにそこを覆すとEDが暗すぎる、噂の鬱展開というやつかw ともあれ悲しみにくれる間もなく現れたのは10年行方不明になっていた悠馬の父親、道鳴。奈落の瘴気に染まりきった彼は“エンブリオ”を封印する最後の鍵が悠馬の妹、菜々香であることを告げる、突っかかった悠馬を軽くあしらって勝ち演出をする道鳴……いや、悠馬の方から要求された負け演出とも見れるのだけれど(苦笑)ともあれやるだけやって親父は無駄にマリーシまで使って去っていきました。
  • ラルヴァネスが奈落に染まってしまったのは10年前の事件で広がりかかった奈落の渦から緋野を庇ったため、彼が力を完全に発揮できないのは今の彼のシャードが自分本来のものではなくそのときラルヴァネスから託された彼女のシャードであるが故……う〜ん、ラルヴァネスが助からないと実に痛々しいな、この設定。ボク好みではあるけれど、一般的に受け入れられるようなものではないなぁ、まあ、ペナルティか何かだと思って今度からは当たったら迷わずトールは使ってくださいってことで(汗)
  • ともあれ沈み込む緋野を除いたメンバーに“これ以上事件に関わると危ない”と警告する空犀さん。これまでは何だかんだで最悪自分がフォローできる範囲の話だったけれどこれ以上は命の保証は出来ない、というやつ。まあそれぞれに振り払ってくれることを期待するものではあるのですが、皆カッコよく決めてくれました。コメディパートでのキャラが立ってると、いざシリアスに決める時のギャップが良いというやつですね。特にグッと来たのは高志の『緋野に顔向けできねぇだろ』って台詞、痺れますね。ここは特にと言うならば脇枠の高志や留美が良かったと思います。ともあれ戻れない戦いに突入するのを象徴するがごとく寮の外、遠く街の方で花火が上がり小さくその音が響いた……というあたりで今回のシナリオはエンド。ホントならそのままエンディングは夏祭りにする予定だったのだけれど予定外に鬱展開になってしまったのでこういう形で名残を残しました、まるw


というわけでいよいよ佳境、なのですがどうにもやっぱり全5回に慣れてるせいかいまひとつ取り回しがこなれない印象だろうか、そろそろ何とかしないと。反省点はまず時間の問題、ちょっとcielx先輩を弄るのに精を出しすぎたのと前半の情報を与える部分はもうちょっとスムーズに流すべきだったというあたり。あと情報の出し方で色々ミスがあった、時間を意識しなければならないけどそれはそれとして全体を見て慌てない冷静さを保とう。戦闘バランスとか結末は別に何の後悔もなし、PL的に残念であろうがGM的にはそれもひとつの結末としか言いようがない、判断ミスは己に還るのだ、以上終了。ただまあ臨海学校やらのイベントでケラケラ楽しんでるのを見てるとキャンペーンのコンセプト自体は今のところおおよそ成功してる部類だと思われる、見てて自分も楽しいしね♪

さて次回はどうなるやら、会員宅?あぁ、また時間が延びる未来しか見えねぇ、何とかしないと(嘆)

*1:余談だが本当ならやっぱりもう1話溜めたかったり、でも全4話だと必然ここにおさめざるを得ない(苦笑)

*2:どう計画書を読み直しても他にわざわざ変更するだけの必然が見つからないw

*3:別の目的があるのはまあ、明確ですけどw

*4:ほら、良くあるよね、白いクリーム状で芸人に向けて顔面に投げつけるパ…

*5:追わないとマイナーを≪マルチドロー≫して全体攻撃してくる

*6:ミューズからの回避を2回振りなおしてなお7以上出し切った、追いつききらなかった高志の素殴り攻撃を避けた、とか

*7:アクシデントでミドルにエーギル使ったせいでこれでも紙一重だったんだけど

*8:演出、まあそういうはしたない能力を設定していたのだ、緋野はw