「深紅の花は、蒼き月華に散って」

先週土曜に行ったtatariクンGMのブレカナアクトです。トレーラーなどプレアクト情報はこちら↓

http://d.hatena.ne.jp/bomb-cat/20000102


あ、あと機会があればまた立てられるかも、という話なので一応ネタバレ注意。

む…他のPCのアルカナがレコードシートに書いてない(汗)
えっと、まあ割愛の方向で(苦笑)

クローゼ(エフェクトス=アクシス=コロナ/24・♀)

・PL自分。この度ランギルが3rdに対応したことによって晴れて、正式に「月の宿命」をゲットしたヒルダの双子の姉、本名:クラウディア・フォーゲルヴァイデ。最近のアクトの影響かちょっと百合っ気があるような無いようなw
・今回は旅の空、かつて立ち寄って懇意になった領主の娘、ルーティアの元で厄介になっているというスタート。けれど自分を慕ってくれているその娘にどうやら好きな人が出来て…という導入。
ダール(32・♂)

・魔将ティネアに目を付けられてしまった可哀想な人…もとい因果律「妖精将軍」を所有する流れの暗殺者。≪縛鎖≫をはじめ、搦め手から攻めるようなタイプ。
・今回はティネアさまのご命令で、何かとてもティネアさまのご機嫌を損ねてしまったらしい、親友にして帰依者としての同輩でもある男、ヴェラートを抹殺するために街を訪れる。
ルシル(年齢:美形・♂)

・「沈黙の守護者」持ち。我らの女装経験済み不死者の美形剣士、ルシル様がとうとう3rdコンバートを果たしてデビューなさいました♪PLは無論僕らの山鳥先輩。
・今回はというか今回も、というか蔓延る闇の気配を追って街を訪れる典型的なグラディウシア導入。しかし意外なところに落とし穴というものはあるものでw
ティルネイア(22・♀)

・旅の女司祭。因果律「裏切りの救世女」持ちでその壮大な使命を果たすために、放浪する日々。るしるん、気付いたらなんかとても面白いことになったのに、残念♪
・今回は立ち寄った街で起きた殺人事件を目撃し、その手口の異常さから放置できないと解決することを決めると行った感じの導入。
ミネルバ(22・♀)

・PLはcielx先輩「血の呪縛」を所持した“堕ちた人狼”の女。方々を旅してはその容姿から白眼視され続ける日々を送る。(というか本物の“堕ちた人狼”である以上、ある意味正しいのだけれど(苦笑))
・今回は偶々、厄介になっていた人物が殺人事件の被害者になって…という導入。というかそろそろ投げっぱなしw
  • なんというか、冒頭でちょいちょいっとルーティアに“お姉様”っぽく絡んでみたら結構楽しかったですよ?(ぉ ああ、いや、まあ今回はせいぜいちょっとスキンシップしてる程度だからセーフのはず(何が? 『しばらく滞在していた男のことを好きになってしまった』というルーティアを表面上祝福しておきながら、内面ちょっと心が乱れるあたりは……病気だな、主に自分のw
  • ともあれ、シナリオスタート。最初は殺人事件を追うルシル、ティルネイア、ミネルバの組と、ルーティアが好きになってしまったとか言う男=ティネアに殺して来いと言われた親友=ヴェラートを起点に合流するダール&クローゼの組で一旦分かれます。ここら辺、ルーティアが“いい人そう”とふらふら見るからに堅気じゃないダールを屋敷に招いたりして、世間知らずっぽいキャラを出してくれてたのが、後の演出やりやすくしてくれたような。
  • ともあれ、殺人事件の容疑者としてしばらくルーティアのところに滞在していたヴェラートという男が上がって、それでPC全員合流。う〜ん、自分の主観かも知れんが、やっぱり5人の合流はどうしてもちょっと煩雑というか、ごちゃごちゃしてしまう感じが拭えない。シーン分けるとか、あえてそこまで絡まないキャラを作るとか、工夫すればいいのかも知れないけど。PC間の絡みとか結構好きだし*1、やっぱり自分はFEARゲーは3〜4人という嗜好なのかなぁ。
  • 印象的だったのがルシルを見たルーティアの反応w 本来のPC2導入の都合で彼女、イスマリア女学院の出なのですね、逆算するとルシル先生が女装して潜入した時に丁度居たはずという計算に、一同大爆笑。さらりと姉でも居ることにすればいいのに曖昧に言葉を濁すルシル、ふふ、お楽しみのようですねw こうしてアクトは黒歴史となることなく事実へと認識化されていくのでしたw
  • 現場を見たダール、確かに死因やら外傷はヴェラートが得物としていたレイピアのもの、だがそこに一抹の違和感を覚える。ここは結局のところ、本人を探して話してみるしかないということで話を進めることに。
  • ここらで三元同時中継w まずヴェラートを発見して話し込むダール、渋めなやり取りでいい感じでした。彼は心当たりが無いといい、互いに状況を把握するべく話し込む。一方その頃、ルシル&ティルネイア&ミネルバは街の外れにて悲鳴を聞きつける、再びの殺人事件、犯行には間に合わなかったが、そこでヴェラートと思しき人物が去っていくのを目撃する。どうやら偽者が居るみたい、との感じでPLは認識しました。
  • で、さらにその頃のクローゼ。犯人はともかくとして、どう聞いても堅気の人物では無い、ということでルーティアにヴェラートのことを諦めさせるべく根気強く説得しました。が、彼女の想いは強く、翻意させるのは難しそう。ここのあたりは、何だかんだで波乱万丈な人生を送っている(はずの)クローゼと、幸せな環境で育ってきたルーティアの思考の差が出て、いい感じに演出させてもらいました。結局、話は物別れに終わってルーティアは部屋に閉じこもってしまう。
  • 庭先で苦々しい思いをかみ締めるクローゼ、そこに乱入しますは、我らがティネアさまw 要するにティネアの眷属でありながら、ルーティアと思いを通じさせてしまったヴェラート、および自分の眷属にちょっかいかけたルーティアをターゲットにティネアさまが仕掛けた罠という感じの舞台裏だったらしく。何が性質悪いかと言われれば、『ヴェラートが側に居ることでルーティアは危険な目に逢い続ける』ってのが、普通なら不確定の何かでしかないのに、ティネアさまご本人がちょっかいかけるせいで、全くもって確定しきった最悪の未来なのが性質悪い。
  • それを現実にするかのように、PC達がティネアと会話する間にルーティアを襲う偽者*2。一命は取り留めるものの、ヴェラートと関わり続ける限り、これが続くことに間違いは無い。PC達の前で、偽者を始末するも、その事実に苦悩するヴェラート。それを見越したかのように、偽者の身体からは遊離する聖痕が*3。PC達の制止の声も届かず、全てを振り払うように、ヴェラートがその聖痕を手にし、そしてPC達と対峙する形でクライマックス。
  • 戦闘は……ん、≪蜂の印≫強しw というのは冗談として、やはり5人居て範囲受けアダマスに*4≪聖歌≫唄い*5が居ればさほど苦労することもなく。そのままヴェラートを葬ることに成功しました。
  • 聖痕の解放時、戦闘を通してティネアの帰依者であることがばれてしまったダールとルシルのやり取りが緊張感バリバリでしたなw 昔の山鳥先輩ならここですわPC間バトルか!?と思うところでしたが彼も大人になったものですw*6
  • ED、全てが終わって、クローゼもまた旅立つことにしました。結局、自分もまた裏の世界の住人で、長く留まればルーティアを危険な目に遭わせることに変わりは無いのだ、と*7。最後に『悲しいのならば、涙は溜め込まないほうがいい』とルーティアに胸を貸してから、クローゼは再び旅を続けるのでした……目的?まだ知らんw エピック、エピック♪


というわけでちょっとダーティーな余韻を残したティネア様のお話でした。なんと言うか自分はこの性質の悪さこそ魔神だね♪という感じがして、こういうダークなお話も大好きなのですが、人によって好みは分かれるかも、ですね。ともあれ自分は楽しませてもらいました、GM様、GJ〜

*1:やる分にもやらせる分にも

*2:参考までにティネアさまご謹製w

*3:ヴェラートもダールと同様、帰依者でありながらこの時点ではまだ[殺戮者]ではなかったのですな

*4:「血の呪縛」が強いと繰り返していらっしゃったのが印象的でしたか

*5:相手にすると忌々しさがよく分かりますなw 正直これが居るか居ないかで敵の強さというかコンセプトそのものを変えたくなるw

*6:まあそもそも10年前に同様にモルトゥスの≪花押≫押されてたエファリアの事例とか見てるんだから、問答無用斬り捨ては色々アレだけどw

*7:1070年までにどんな経験してきてるかはまだ知らんが、安全な身分からはほど遠いだろう。ヘレナ・フォーゲルヴァイデとか余裕で生存してるはずやしw