「戦場の嵐」


とりあえず、先週末にやりましたミンネゼンガーアクトの続きです。カミュ君は死んでしまいましたが、転生後としてエピックを続けますw

それはそれとして舞台は三王会戦、アダルベルト・ブリーエンツの死を描くシナリオの前編です。


とはいえ、大筋の流れは既にyakusi君が書いてくれてるので今回はちょっと目先を変えて、どういう経路でシナリオを作ったか&反省点などを列挙する形にして見たいと思います。……まあちょっと反省点が多かったというのもあるのですが(苦笑)
よって実際行われたセッションの経緯が気になる方は下記参照という方向で。

4/22(日) 「戦場の嵐」 - 月影之薬師堂

  • そもそもの経緯の話です、反省ではありませんが、備忘の意味を込めて一応。
  • まず、ベースと言うかスタートとしてカミュ改め転生先のカザンは設定上、ミンネゼンガーおよびマティアスと物理的な関わりが無いのでさっさと因縁をつけなければならないという事情がありまして*1。次に盗賊団→傭兵団なカザンがマティアスと接触するためにはやはり戦場でニアミスが一番、というところで舞台がどこかの戦場となることが決定しました。
  • 戦場といえば三王会戦、いい舞台です。前回1067年からの続きとしても申し分なし。ただ大抵の場合ならでっかいハイライトであったりターニングポイントに出来る三王会戦もミンネゼンガーのアレコレを中心に話を進めると、別に重要なポイントにはなりえないのです。まあそれだけにトータルで2話目でしかないところに持ってこれるともいいますけど。
  • とまれ。なら、何か別の大きなイベントに絡める形でカザンとマティアスの接触、並びにミンネゼンガーに関わるモチベを創設してしまえばいいという発想で白羽の矢が立ったのがアダルベルト先生でした。カザンを一旦アダルベルトの方に絡ませておいてその上でミンネゼンガーの陰謀という形でアダルベルトを謀殺すれば、カザンのモチベやら因縁がミンネゼンガーの方に向けられるかな〜って感じ。グュク先生に続いて*2自分の独自解釈…と言えば聞こえはいいですがでっち上げを作ることになり戦々恐々w
  • まあ大体そんな感じの思惑で、2話目にしてアダルベルト先生を殺す前後編ものの前編なんてものが出来上がった次第。無論、アダルベルトを殺す話とか、誰かが思い切ってやらなきゃ多分、誰も触れずに終わりそうでもったいないという思いも多少ありましたけどw


と、まあ大体こんな経緯でシナリオは構成、またやりたいことがちょっと多くなりすぎたので思い切って前後編という形をとりました。……ええい、カットする部分を決め切れなかったとか言うなw そういう側面もあるのは否定し切れんがw

  • ともあれ反省点色々。ちょっとプレアクトに手間取ってしまったせいで*3、事前にキャラのアップまで辿り着けませんでした。まあ、無論それが必須なことは無いのですが、今まで事前にキャラを上げてもらった段階でシナリオの最終調整など行っていたのでそれが出来なかったのが意外と各所に響いていたような気が致します。ってかちゃんとプレアクトを行ってキャラ作まで終了してるような環境に慣れすぎてましたな。反面教師で事前打ち合わせの重要性を悟ったりする次第。
  • その関係でちょっとアダルベルトと絡むPC1に見せ場を回しきれなかったような感じ。まあこの辺は事前にキャラがわかってなかった分、後編にメインを突っこもうと初めから決めていたので仕様ではあるのだけれど。
  • あと、やっぱり時間かかりすぎですな。理屈では分かっていても、演出シーンの切り時とかついつい見失ってしまうものです。特にNPCがシーンプレイヤー以外のPCと話し出すと危険ですね、っていうかダブクロなんかだと悲鳴上がるけど、そうでも無いのならサクサクシーンを切ることにリスクはないんですけどねー。分かっていてもついつい忘れてしまう(苦笑)この辺は逆にPLやってるときにも気をつけたほうがいい箇所かな、心に留めるようにしておこう。まあ仮に忘れちゃう可能性があるとしても、意識しないよりはしたほうがいいだろう、うん。
  • あとギミックについて。最終、ギリギリアダルベルトが死ぬかどうかのラインになったことだけ見れば成功といえば成功なのだけれど、ちょっと厳しかったかな?いや、まあどちらかというとD10の出目がGMに良すぎたというのもあるだろうしこれで良しとしておこう。
  • やっぱり上手くギミックを仕掛けるとPLとPCのシンクロが進んで、大変よろしいのですがね。ひとつに時間とエネルギーを使いすぎることは軽視できないデメリットかな、と思ったり。副産物として演出やらストーリーにかけれる時間やらエネルギーやらがその分、磨り減りますしね。ギミックそのものの出来は上手くいった手ごたえがあるけれど、シナリオの中への組み込み方はまだまだ未熟というか手探りかなぁというか。考えれば分かることなんだけれど、意外とそういう風に考えたことは無かったなぁ、と言いますか。ゲームライクなアレコレを楽しみたいだけならボードゲームを遊べばいい話ですし、難しい話です。そもそもあんまりギミックを色々考えるのに慣れてないしねぇ、自分。まあこの辺はまだまだ精進あるのみってところで。
  • あとひとつシーンの切り方で大きくミスを出したせいもあるのか、ボスデータのミスをその場でレストア処理するのにごたついてしまったなぁ(苦笑)作りのミスは出るものだとは思うし*4、とにかく冷静さは重要ってことで。逆説的にアクシデントやらミスは普通に冷静さを奪っていくなぁ、という反省。


大体こんなところでしょうか。後編はキャラも確定してますし、ギミックやる予定もないし半分くらい直後後編には役に立たない話ではありますが、ともあれ今後の糧にしましょうかってことで。
……まずはハンドアウトを早めに上げることからかな?(苦笑)

*1:データの意味ではなくて、なw

*2:参考までにブレダの王弟、以前のキャンペーンで独自解釈によりキャラ設定してはっちゃけたことにしちゃいましたw

*3:いつもどおりハンドアウトが遅れすぎ

*4:見直しても見落とすことはあると思うし