「彼方の絆」第1回〜キャラ紹介編〜


というわけで始まりましたキャンペーン……3週間ほど前にな(ぉ

ちょっと予定がきつかったのに、自分の方が忙しくなったりもしたのが重なって、結構ひいひい言いながらここまで漕ぎ着けましたが、まあ何とか。


ともあれ、3回分溜め込んでしまったのでここはひとつちょこちょこテーマの切り口を分けつつ、3日に渡って書き連ねてみようかしらと。そういうわけで今日はGMから見た各PCなど。PLさんが書いてくれたものがとうの昔にあるという説もあるけれど、視点を変えればまたきっと価値はどこかにあるよね?w などと。




ともあれ、この度ははるか昔に記述したような気もしますが、UGNとFHの方で分かれてペアを作ってもらいましたのでまずはUGN組から。あとデータのことはおおむね第三話まで見ての評価になっていたり、いなかったり。あ、参考までに色々あってDロイス:ジェミニは実質ロイスを圧迫していなかったりしますので詳細は以前の記事参照。

植野 陽奈穂(うえの ひなほ)

(ノイマン/オルクス ワークス/カヴァー:高校生/高校生 18歳、♀)
取得Dロイス:ジェミニ、トイボックス

 
・PLはますクン。PC1立ち位置で無所属のオーヴァード。数年前に力を暴走させて以来、意図的にレネゲイドの事件から目を逸らしながら生きているような感じの設定。それだけにありふれたものであるはずの日常の世界がいかに貴重なものであるかを知り、それを護るためならば少々過激なことも厭わないところも。

・そこまでダブルクロス慣れしていないこともあるのか、しかしながらきっちりとダブルクロスしたオーソドックスに上手く捻りを利かせている感じの一般人キャラ、そのスタンス、実にダブルクロス的主人公w

・コードネームは“黄昏の刃”、戦闘方法は≪コントロールソート≫で精神ベースにしたうえで骨董品紛いな(レジェンドの)大太刀を≪オーバーロード≫させてのカウンタースタイル、先の先が取れるなら≪抜き打ち≫から容赦なく先を取ってくる。二の太刀要らずというか二の太刀あらずというかw はまると強いけど、弱点も多し。乾坤一擲で漢らしすぎるw

GMの所感:
最近気付いたことですが、私は安定な一般解というものがどうやらいたく嫌いらしいですw 例えばブレカナの≪慈愛の光≫マーテルだの、アルシャのホワメ一本伸ばしだの、と言った。GMで相手にすると特にそれが顕著、≪聖歌≫+≪慈愛の光≫マーテルなど見た日には9割がたそのマーテルが居ない方が生存率が高くなりかねないほど敵を強化したりすることも*1
…脱線しましたが結局何が言いたいかというと、オーバーロード≫+≪カウンター≫かっけーっ! の一言に尽きるわけでw*2 こういう一癖こだわりを持ったデータを作ってくれると非常に私的好感度が高くなります。それはそれとして微妙に陰を背負ったところのある半一般人なロールがオーソドックスながらに上手くはまっていて素敵ですね。GMとして相手をするのは何気に始めてですが、なかなか弄りやすくていい感じw

城蔵 征路(しろくら ただみち)

(ブラックドック/ハヌマーン ワークス/カヴァー:UGチルドレン/高校生 14歳、♂)
取得Dロイス:ジェミニ、変異種、実験体


・PLはジェイ・Oクン。おなじみなのかどうかは知らないけれどUGチルドレン、いわれて見れば自分のキャンペーンだとほとんどチルドレンだな、彼w ともあれ姉をFHに殺された怨みを糧に生きるUGチルドレンにしてジェミニの所有者。例によって例のごとく表面はやや機械的。

・やはりチルドレンっぽくキャラを固めてくれましたが、ここからいつもの通り何故か精神年齢激高渋路線に行くのかと思いきや、今回は割と内に秘めた感情が熱いうえ、結構漏れ出してきている。珍しいと言っては失礼だろうか。衝動判定に失敗すると、見境無く敵がFHに見えてしまう妄想もちなのはご愛嬌。時折、シリアス&クールな場面が台無しになるw

・コードネームは“E2(エコー2)”、義手に仕込まれた単分子ブレードやら拳銃やらでオールレンジに戦うタイプ。例によって≪フルインストール≫が入ると、どっちも標準をはるかに超えるダイス数で攻撃してくる厄介な奴、そのうえきっちり避けてくる優等生的に何でも出来るオールラウンダー。……代償としてたまにクリンナップに≪リザレクト≫が発生するのは≪電光石火≫のお約束w

GMの所感:
いつもながらに“仕事人”なチルドレンを仕上げてくれる彼。正直言えば、別に今回ならいつもの精神年齢高めな渋チルドレンと巻き込まれ半一般人な取り合わせは悪くないかと思っていたのですが、あにはからんや。ベースと言うかカヴァーはいつもの通りなのですが、ちょこちょこ感情が出てるんですよね、珍しい。第三話ラストに死んだはずの姉を出してみたのですが、実は今までの傾向から即決で敵になるか味方になるか決められそうとかちょっと怖かったのですが、結果は半狂乱になりながら他のPCを引きずって海に飛び込んで離脱というルートで実に予想外。今回の彼は一味違うのやも、などと失礼な事を思いながら楽しんで眺めておりますw



次、FH組…何かと不遇なFH組w

烏丸 伽藍(からすま がらん)

(ブラム=ストーカー/バロール ワークス/カヴァー:FHチルドレン/高校生 17歳、♀)
取得Dロイス:ジェミニ、不死者、トイボックス


・PLは黒猫夜クン。FHに所属しているジェミニの所持者で現在の身分はチルドレンであり、この街の高校生として潜伏している。征路とはかつて同じ場所で育てられていた孤児仲間で参考までに征路の姉も同じ孤児仲間。失踪してしまったその時の育て親への依存が実は強い。そのためか人との絆に執着するところがあり、仮初めの日常をかなり重要視している面もある。

・こちらもこちらでチルドレンというか。ところどころに付けられた陰が、実にPLさんの趣味を出しているw そーゆーの好きそうだしなぁ、ボクも好きだがw 1話目出会い頭、陽奈穂に辻斬りかますあたり実は相当精神が不安定なのかもしれないw ……はっ!?これが伏線?(ぉ

・コードネームは“ソードダンサー”、刀剣型の従者を複数用意してバグすれすれの≪赫き剣≫作成から馬鹿みたいな攻撃力で連続攻撃してくるうえ、各種バロールの加護エフェクト(自作用語)を標準装備した圧倒的なマンチタイプw まあこのゲーム、マンチに走ると意外と侵食率が犠牲にされてデメリットが付くから好きですw 

GMの所感:
実は伽藍、第三話で堕ちちゃいました(てへ


まあ、4人のPCで堕ちるんなら一番相応しい感じと密かに思ってたり、微妙に貧乏くじな立ち回りで侵食率が圧迫されてたり、そもそも中の人のリアルラックが微妙に悪かったり*3で伏線は色々あったといえばあったのですが。こうしてGMの手に極悪非道の凶悪敵キャラが入ったわけです、まるw 物語的には美しいし、アリアリ……とか?(弱気)
以前より明らかにショックが薄いのは伽藍が4発も5発も攻撃撃っときながら1回も達成値30後半に乗らなかったせいかしら、ホントに運が足りなかった。ま、個人的にはトイボックスが微妙に圧迫してるツケだとも思うけれど。あとは、回数重ねた慣れとか、やっぱり覚悟とか後味とか違ってきてるような気がする。ダブルクロスのPCジャーム化はやっぱり色々切なくて好きかも知れない、しかもキャンペーンだから確実にその時のPC達に絡める形で結末まで描けるしね。ともあれ…ご愁傷様。

高橋 智香(たかはし ともか)

(ノイマン/ソラリス ワークス/カヴァー:FHエージェント/小学生 外見10歳、♂)
取得Dロイス:ジェミニ、工作員、古代種


・PLは帽子屋メイさん。例の群墨応理と同じ一族という設定で真の意味での不死を求めている、伽藍のパートナー。何だかんだで不安定な感じの伽藍を放っておけずに、微妙に保護者っぽい立ち位置に回っている外見10歳の不死者。参考までにカヴァーは小学生だが、別にどこかの小学校に通ってるわけでは無い。

・というわけで微妙にヘタレっぽいところを見せたり、意外とちゃんと伽藍の保護者してたり、工作員活用してマル秘情報の操作をしてみたり、何かと動きを見せてくれる楽しいエージェント。セルリーダーがちょっとアレな人(?)になってしまったせいか、稀にセルリーダーと伽藍の間で苦労人っぽい立ち位置に放り込まれるのもまた良しw

・コードネームは“ドリアングレイ”、データ的には特に捻り無くノイマン/ソラリスの支援系特化……特化と言いながら結構飛ばしてくる≪絶対の恐怖≫がうざかったり、怖かったりw ミドルで結構≪天性のひらめき≫を使うのだけれど、結局ある程度侵食値の帳尻を合わせちゃえるのは支援系の強みというだけではなく、その≪フラットシフト≫のせいだ、ああ、忌々しいw

GMの所感:
そして、パートナーが堕ちてしまったジェミニ所有者という期せずして異様に美味しい立ち位置に放り込まれた智香。やや不謹慎ながら、あと2話の間に彼はジャーム化してしまった伽藍と相対するわけで、今からウキウキですw
この方もまたGMとして相手するのは初めてなのですが、上手くPC4やっててなかなかいい感じに面白い動きをしてくれます。陽奈穂の出自に関する秘密を一人握りこんだり、陽奈穂の父親*4ジェミニのことでちょっと密かに情報をやり取りしたり、実にPC4。何はともあれ“ボクのパートナーは伽藍以外に居ない”と宣言してくださったことでもありますし、後半実に楽しみというか、何と言うか、う〜んやっぱり物語的にありえないくらい美味しいからショックが緩和されてるのかなぁ、伽藍のジャーム化堕ち(苦笑)




と、まあ大体こんな感じです。そんな感じだから実はせっかくキャラ紹介しても次回から約一名交代するわけですがw
ともあれ今回、微妙にシナリオとしての自由度の制約を緩めてみたら*5なかなか各PC面白い動きをしてくれるわ、面白いネタを振ってくれるわでGM的には、後半戦どうなるか各PCごとに楽しみどころ満載と言った感じです。1週間空きますしこれはじっくりとラストへの流れを詰めていかねばなりますまい。

ともあれ、明日は大まかなストーリーダイジェスト+その辺への雑感とか。……明日?いや、『次回は』にしておこうな、自分(弱気)

*1:さらに傾向として力押しよりは搦め手で半封殺にかかる方が好みらしいw

*2:参考までに≪オーバーロード≫は武器威力を2倍にする代わりにその攻撃の正否に関わらず武器が壊れるエフェクト、≪カウンター≫は達成値で勝てば相手の攻撃を避けながら自分の攻撃を当てられるエフェクト

*3:あと、土壇場での自分のハードラックが絶妙に良かったり(苦笑)

*4:実は義理なんだけどw

*5:特に第三話とか、半ば苦肉の策だったけれど、結果的に結構上手く行った印象。