「王女二人」


いい加減、セッションのレポも再開させなければ始まらないので順不同、書く気がある奴から順番に書いてってみましょうか、というところ。

……それでも一応、覚えている限り時系列順。7月末あたりに行いました、私めの持ちPCである“月の宿命”持ちのクローゼにスポットを当てていただいたお話です。


まあ、流石に1ヶ月以上前の話なので今回はあっさりめで。一応、前回の話の流れを踏まえると多少理解が早いかもしれません↓

「蛇の紋章」 - Strange/Tone

クローゼ(エフェクトス=アクシス=コロナ/16・♀)

・『月の宿命』を持ったヒルデガルドの双子の姉。フォーゲルヴァイデ本家に目を付けられて、各地を逃げ回り、ようやくマルガレーテの元に転がり込んだが反攻に出るために自らブルーダーシャフトに接触、裏で力を蓄える道を選ぶ。
・PL私め。今回はいよいよアングラに潜ってブルーダーシャフトに接触して、という話の流れになりますので契約したオクルスめに≪蜃気楼の印≫をねだり変装モード。……ま、ヒルダの∵天真∵の前には無力なんだがなw 
アウラム(エルス=アクシス=マーテル/???・♂)

・堕ちたアルカイによって創造され、上古の昔から生き続ける黄金の古竜。人の姿を取り、人に混じって生きるのを好み何だかんだで人の手助けをしてくれる。今回はヒルデガルド王女に付いている宮廷魔術師として舞台のブラウンフェルズまでやってくる。
・PLcielx先輩。彼の嗜好をほぼ体現したようなこのキャラはおそらく本当にお気に入りなのでしょう、楽しげにプレイなさいます。データ的にも忌々しい完成形マーテルのひとつだしな、この組み合わせ(苦笑)
シュバルツェン(ウェントス=イグニス=ルナ/39・♂)

・ブルーダーシャフトの頭目、エリックの右腕たる『夜の騎士』。本名はシャルム・ザスバッハといい併合戦争の時期からずっと彼の側に居る。今回は突然転がり込んできた“ヒルダ王女の双子の姉”がどれほど役に立つか見定めるために舞台となるブラウンフェルズへ同行する事に。
・PLはGハイパークン。GMであるyakusiクンの持ちキャラ&『夜の騎士』持ち、ソフィアの実兄とか、いい刷り合わせ方というか美味しいw データ的には≪重ね撃ち≫な射撃キャラ、う〜ん≪重ね撃ち≫強いしなぁ、某クランツ相手にしたから良く知ってるw
モルゲン(アングルス=エルス=マーテル/17・♀)

・黒騎士の元に仕える『ハイデルラントの監視者』の責務を負った一族の娘。死んだはずの姉、ナハトと身体を共有し時にモルゲン、時にナハトとして支配者の資格無きものに断罪の刃を振り下ろす。此度もまた、黒騎士の差配によりブラウンフェルズの街までやってくる。
・PLはtatariクン。元ネタはシュヴァリエらしく(私は知らんw)さりげに盲目キャラ。本体は行動使わないサポート、シンクロしつつ≪ファミリア・アタック≫という構成で再現していてなかなか面白いデータ。
  • 流れとしてはブラウンフェルズという街を舞台に悪徳領主が暴政を強いていたが、そこにヒルダがやってきて直談判。何故か領主は後先考えずヒルダを捕らえてしまい、そこにPC達が集まってきて最終的には領主を倒す、というオーソドックスな流れ。
  • PC達は基本的に前領主の娘が指揮するレジスタンスと組んで行動する事になります。とはいえ、ヒルダという要素が関わっていたり、それに関わるフォーゲルヴァイデ本家の思惑なんかが絡んでたり、定番にレジスタンスの中のスパイが居たりで、テーマに流れはオーソドックスながらもなかなか各所に工夫の効いた飽きさせない展開だったような気が致します。
  • これも前から少し時間を置いている分、上手くやりたい事を熟成というか醸成し切れているような印象でしょうか。余分が無い分、不満なく無駄なくスマートにシナリオが纏められていてとてもいい印象。短所として前回の事を思い起こすのにちょっと手間がかかる反面、このシリーズは合間合間が空いているのがむしろ良い風に働いているのかなぁ、などと思う今日この頃。次回もやっぱり間空くだろうしねw
  • なんと言うか、yakusiクンはオーソドックスなFEARゲー手法でもって一本道を一本道に見せないシナリオ回しが上手いと思う。一番“上手く”FEARゲーのシステムを生かしてGMできる人間という評価だろうか、自分の中では。サプライズという点では少々薄めだが、逆に楽しむのにサプライズを必要としないというか。そうやって改めて他人様のGMとしての評価を考えてみるとそれぞれに千差万別というかそれぞれに長所と短所があって面白い、だからGMやらない人間ももっと思い切ってGMやればいいのに、などと。
  • 話逸れた。ともあれ、ヒルダと接触して≪蜃気楼の印≫を破られるあたりとか、良い感じに演出していただいて感謝です。変装のために≪蜃気楼の印≫取った時点で*1考えはしましたが、PLが自分からNPCに奇跡を使うなんて要求するわけにもいかんしw なんと言うか、あとラストにヘレネ・フォーゲルヴァイデが顔見せするあたりとか、クローゼの頭はいいんだけどいざとなると感情が抑えられないあたりを上手くロールできたような。
  • このあたり、多分コードギアスルルーシュの影響を受けてるなw 元々そういう設定ではあったけれど、アレを参考にするとすんなり上手く回せるような感じ。ともあれ、今回はクローゼ的には『月の宿命』が解消され、ブルーダーシャフトに席を置く事を認められ、(よせばいいのにわざわざ素の姿まで晒して)ヘレネ・フォーゲルヴァイデに宣戦布告する回でした。

この間、酒を入れたときにyakusiクンが自分のシナリオがちょっと一本道っぽいのを気にしていたような気がしたのでさっと反芻。確かに一本道は一本道なんだけれど、やっぱりFEARゲーのフォーマットに従ってシナリオ作ると基本的には一本道になるとは思うね、ハンドアウトとかトレーラーでの認識の共有とかって自然とPLの方から示された道筋に行くように誘導するための仕掛けだしなぁ。
上手くやればyakusiクンがやれているように、ストレス感じさせずに安定した感じでシナリオを構築できる。ただGM的にはたまにサプライズが欲しくなるのかねぇ、ボクは一本道になるまで作りこんだこと無いせいかあんまりその手の不満を感じた記憶は無い。

っていうかこれも普通に短所っぽいのだけれどボクは他人様の短所を指摘するの苦手だしなぁ、これ以上のことは言えないや(苦笑)やっぱり普通に楽しめているし、次も楽しみにしているとしか言いようが無い。
というわけで、いつになるか知りませんが続きも楽しみにしております、まる

*1:奇跡・魔印以外の方法では見破れないというテキストを見た時点でw