後期キャンペーンの後始末

色々反省と備忘を兼ねて、後期キャンペーンで自分が立てたダブクロのシナリオについてレシピと結局どうなったか簡単にレポートしてみることとしたのでした。

サブ目的は主にふたつ。ひとつ! さっぱり看板倒れというかCGを晒す場所と化しているブログにまともなTRPGの記事を載せること。ひとつ!残念なことに最終回を欠席されたcielx先輩に事の次第を報告すること。

さて。そういうわけでまずはレシピの方から晒してみますよ。本日分は、PLサイドに初期で開示する情報群です。

ステージ情報

舞台はとある小さな街。設定は特に決めてませんが、大都市からは離れている街ということで。現実で近いイメージとしては石川県の中なら輪島市とか。わかりませんか?まあそれくらいの規模かつ知名度の都市というイメージなわけです。

レネゲイドに関する事件は今まで一件も起きていない、裏稼業的に特に特筆するべきことは一切ない街です。一応UGN支部があることだけ初期情報として与えられます。

場所として大まかに街は5分割されます。

  • ビジネス街

UGN支部、市役所、企業の支社などあり。街の西側。

  • 駅周辺/繁華街

表のショッピング、ホテルなどもこちらにあり。人が一番集まるところではあり。裏通りなどもここにあり。街の中心に位置します。

  • 住宅街

街の人々が居住、学校などもこちらにあり。街の東側。

  • 工場地区

あまり栄えていないが、色々工場地区。海に面している部分でもあり港なども含む。街の北側。

  • 農業地区

郊外全般、付近の山岳部に続く部分でもあり。街の南側。

この他に工場地区のさらに北は海。農業地区のさらに南は山が広がっています。ゲームに使うエリアはこの7つに区分されます。

初期状態

  • PCたちはFHのエージェントたち。PC同士の接点はなし。
  • 上記の街に行ったことが知られているマスタークラスのエージェントからの連絡が途絶した。PCたちは原因の調査ならびに不都合な事態を解決するために集められた特設チーム。
  • 上記の街に入り、仕事を始めるところからスタート。

PL情報

作成レギュはこちら

  • 経験点は150点。FH所属のPCとして作成。
  • 以下のハンドアウト並びにPCが設定した“欲望”に関しては他のPLに秘匿してもらう。

ハンドアウトは以下の通り。こちらの意図とかいったものはまた次回に回しますね。

――大切なことだけが、思い出せない

加えて例の街に入った前後の記憶も若干曖昧。しかし何よりも深刻なこと、貴方はあれだけ狂おしく胸に抱えていたはずの“欲望”を忘れてしまった。
無くして初めて分かること、それがどれだけ自分の中でウェイトを占めていたか。
そう長い記憶の欠落があるわけではない、記録をたどれば自分が何を“欲望”としていたかは察しもつく、だがそれに実感はなく同時に何に替えても叶えたいという熱情もまた空虚。

取り戻さなければならない、心当たりは上がずいぶんと騒いでいたこの街にしかない。“欲望”を忘れたFHとの烙印を押される、その前に。

――本当に“好き勝手”できるなら、どんなにか気楽だろうに

面倒事は金魚のフンのようにくっついて離れない。チームが派遣されることになった発端である、連絡途絶したマスターエージェント、貴方はそいつに用がある。
そいつが密かに研究していたExレネゲイド、通称“賢者の石”。それこそが貴方の“欲望”を叶えるために絶対不可欠な代物なのだ。
できれば他の人間に知られたくはないし、ましてや渡すわけには絶対に行かない。

チームとして疑念を向けられない程度の成果と絶対不可欠な“賢者の石”の両方を手に入れる。なに、貴方は一流のエージェント。大丈夫だ、問題ない。

――この街には“秘密”がある

気づいたときには、すでに遅かった。偶然、貴方が見かけたのはいつの間にか姿を消したとされる裏社会の凄腕オーヴァード。
彼はオーヴァードとしての記憶をなくし平凡な一般人としてこの街で暮らしていた。彼の話を聞いて貴方が思ったこと、それはこの街の異常とおそらくどこかに居る“管理者”の存在。
あまり騒ぎ立てると“そいつ”に気づかれるかも知れない。なにせ、今の今まで異常を一切外に漏らさなかった周到な相手だ。

どのタイミングでどうやって押すか……それとも引くか、これは貴方のエージェントとしての真価を問われる戦いになるだろう。

――失敗は、赦されない

貴方に次のチャンスは無い。貴方には今回のケースに失敗すれば切り捨てる旨の通達が密かに上層部からなされている。
能力はどれも折り紙つき、どれもが名の知れた精鋭メンバー、だがそんなモノが彼らを信じる何の保証にもならないことはFHならば今や定説だ。
加えてどうにも街に入ってからの他のメンバーどもの連携の鈍さはこれが急造チームだからというだけでは無いことを貴方に伝えている。

だが繰り返す。失敗は、赦されない。貴方はこの精鋭メンバーと共に今回のケースを無事に切り抜けなければならない。絶対に、だ。

初期に提示したのはこんなところでしょうか。基本的に

1)PCならびにイベント時間の管理のためにターンを定義。1PCが1シーンずつ登場して行動したらターンを経過。
2)PLはターンのはじめに表でシーンをやるか、裏に回るか。および行動予定、活動エリアを宣言すること。裏に回った場合、他のPLからは隠れた場所で行動します。行動順や相互の行動の干渉に関してはGMが適宜判断して処理します。

ひとまずはここまで。オチというかネタばらし編は次回ということで、今日はこんなところです。