Guilty Pain「03:Vanishing Twilight」

いい気分で先週末日曜に行いましたダブルクロスキャンペーン・Guilty Pain の続きをレポして見たいと思います。
……まあ以前にちらりと書いてるように割と大反省で割腹ものなのでやや感想書くのは憂鬱ですがね(苦笑)でも失敗は時間配分と手綱取りの部分であって楽しかったこと&シナリオの手ごたえとしてはバッチリなのでまあ気を取り直して書いていくことに致します。

例によって薬師先生が書いてくれてる感想がありますのでそちらにリンク張っておきます。
あと自分で書いた感想も一応。

7/9(日) キャンペーン ギルティ・ペイン「02:Collapsing Miniature」 - 月影之薬師堂
6/25(日) キャンペーン ギルティ・ペイン「01:Missing Daydream」 - 月影之薬師堂
6/18(日) キャンペーン「ギルティ・ペイン」グランドオープニング - 月影之薬師堂


Guilty Pain「02:Collapsing Miniature」 - Strange/Tone

…ってあれ?6/25(日)×2?やつめ、コピペをミスりよったなw
まま、お気になさらず。


というわけで急転直下と謳った第三回です。果てしなく時間がかかってしまいました、PLの皆さんには申し訳ない。

有馬勇
(モルフェウス/ノイマン ワークス/カヴァー:高校生/高校生 17・♂)

・山鳥先輩は非常に“日常”を重んじるキャラをやってくれるので実は非常にダブルクロスのPC1向きなのです。そんな貴方だからこそ特別に弄りがいがあるというもの、というわけで今回は出自も記憶も日常も全部纏めて急転直下でw 
・≪ショックアブソーブ≫3Lvとか取られましたよw いえ、ギルティ・ペインの特性を設定した瞬間からむしろいつか来るとは思ってましたが。なんか計算上もう≪物質合成≫とかしなくても受けに成功さえすれば≪ショックアブソーブ≫使用時には90点近くまでダメージ与えないと死なないんだってさ……もう手加減はいらんなw
葵天音
(エンジェルハイロゥ/エグザイル ワークス/カヴァー:ビジネスマン/高校生 16・♂)

・のっけから神城早月が会長から引き摺り下ろされるという急転直下。なんだか激動の人生送ってる彼ですがふと見ると周りの人には結構恵まれてて…こらこら、隣の勇君がちょっと悲惨だからって哀れむような目で見るのはやめてあげなさいw
・無論、今回の戦闘のような暴挙を敢行したのは君が≪スターダストレイン≫+≪光の弓≫という雑魚殲滅用のオプションを取ってくれたからです。……ほら、思いださないかな?『このオプションを取るのも一手』と最初に言い出したのが果たして誰だったかw
叶絵真紀
(ブラム=ストーカー/バロール ワークス/カヴァー:セルリーダー/保険医 25・♀)

・F・H枠をキミに上げてよかった!今回はワルになりきれない狭間で揺れるF・Hって感じで内面と欲望の表現が非常に良かったと思います。他の二人にはまあ色々伏線やら弄りどころやらを用意しているもので実は密かに重要どころの情報はなるべくキミに行くようにして…などと気を回したのですが気遣い無用でしたね、GJです!
・不死者といえども今回は危険領域か?w 遂に従者を複数出すことを覚えた腐れブラム。そうだよ従者ブラムとバロールの相性っていいんだよ!……やはり今後はマイナーの使い方を悩ます方向でいじめていくかw

まずは反省点から。反省すべきは一点、最初に書いたように時間が大分オーバーしてしまった点です。非常に楽しくまた手ごたえの得られた(少なくとも自分としては)セッションだっただけにこの一点において大失態を演じたのが余計にふがいなさを覚えます。今度からは気をつけようということで原因をピックアップ。

  • ちょっと情報を詰め込んだのかもしれない。元々自分はPLからの要望があれば唯々諾々とシーンを設置するタイプのGMなんだからもう少し情報量を抑えた方が良かったのかもしれません。
  • 雑談が多すぎました。雑談というのは難しいものです、完全に消去できるものではないし、仮にできたとしてもそれはそれで雰囲気というか面白みがない。ちょっとした茶々やジョークは場を盛り上げますしテンションが盛り上がらなければどんな名シナリオでもテンション高く楽しんだ駄シナリオに劣るでしょう*1つまりはそこで絶妙な分量を見切って手綱を取らなければならないのです、無論あまりやり過ぎないようにとPLが留意することも必要でしょうが場全体の流れやテンションを把握して調整するのは(またそれができるのは)GMのポジションだと思います。それは別段、難しいことではなく行き過ぎてると思ったら声をかけて雑談を中断、セッションを進めるというもの。それにはGMの位置がもっともやりやすいだろうというだけの話。
  • 休憩のタイミングと量は間違っていたとは思いません、多かったとすればそれはそもそものセッション時間が長くなっていたからそれだけ休憩の回数が必要になったのでしょう。
  • ただでさえ色々考えるダブクロの戦闘ですが今回は特に数は多く複雑で熾烈、時間を取るのは仕方ないところでした。ただここはそういう悩ませる戦闘がダブクロの本分と考えますので、いつもより長くなるのだと前もって予測して一番上の情報量について上手く調整すべきなのだろうということで。


まあ結論としてまだまだ精進が足りませんね、最後に最近それなりに上手くいっていたので油断していたのかも知れません、ともかく大反省。それでもセッションそのものは本当に楽しかったのです、比喩ではなく半ば刻を忘れていたのも原因の一部だと思います。よってここからはその楽しかったセッションの反芻。

  • 前回ちょっとモチベの付け方が曖昧だった主人公・勇クンのモチベを転換させて強めていくのが今回最大の戦略目標、実は最悪勇クンはそれでも姉の美樹*2と戦うことは出来ないかもな、と考えて色々先の展開も複数想定していたのですがどうにか上手く回想からイベントを通してモチベをつなげることに成功したようで。勇クンは自分の正体を知るために美樹と戦う選択肢を選んでくれました。こういうのは安堵すると同時に嬉しいですね、密かに上手くいったと自己満足しております。
  • 第三勢力であるUGNの本格参戦*3なにやら初めてまっとうな話ができると喜んでおりましたが無論それだけのために、ほいほい協力させるためだけに出したわけではございません。神城辰真と合わせて*4こいつらはパートナーのソムニアと合わせて次回が登板回、今回は顔見せ程度です。まあそれなりに上手く印象付けれましたでしょうか?
  • 他のキャラの重要情報を握らすとそれの伝え方だけでキャラを立てれるしシーンになりますよね?ってことであんまりこちらからは弄る余裕のない真紀さんには今回意図して優先的に勇クンの秘密や天音クンのお父さんのことを流すように誘導してみました。まあ流石は歴戦のtatariクン、真紀さんのハイライトはそんな脇役じみたところにはなかったわけですがw
  • それはそれ、と言わんばかりで脇道サイドストーリー的に自らの欲望“愛”についてロールを進める真紀さんw 凄い良かったですよ、これを含め今回は全般的にどこか境界で悩んでいるような揺れている感じのロールが印象的でした。お天道様に笑われても頑張れw*5
  • 外道ヒロイン(?)エアリオが遂にその本性を顕す!ということで徐々にコメディタッチを削り落としクロマクめいてくるやっぱり外道は外道ちっくなエアリオw 三者三様に問い詰めるシーンがありましたがどれも楽しくて結構お気に入りだったりします。
  • 総じて今回は結構裏設定をばらしていくような回になりましたが、やはり何度経験しても不安になりますね(苦笑)伏線はどれくらい機能していたか?唐突過ぎやしないか?どこかに矛盾は無いか?設定的に浮いてるような感じは無いか?などなど。言ってみればキャンペーンそのものの企画書を見てもらってるようなものですからね、伏線バラシって。
  • というわけで結局、敵方のエージェントである美樹が強襲する形でクライマックス。戦闘はジャームトループ×4に従者×2+本体が相手、戦闘プランは従者がトループに≪血の契約≫をかけてトループが≪要の陣形≫から≪封印の呪≫+≪荊の輪≫を飛ばすという外道極まりないコンセプトで後は従者×2と本体が妨害系とダメージ系のコンボを状況に応じて打ち分けるというものでした。数が多いこともあり戦闘は熾烈に熾烈を極める大変なものとなりましたが結局、ひとりも犠牲を出すことなく終えることが出来ました……ちっ。
  • 直後、例によって現れた“肉塊”の襲撃に逃げられないと思われるNPCたちの救出判定をさせてみる。成功率は高いとわかっていてもやっぱりこの手の一発勝負はドキドキさせられるものですね。成功率低めに設定した美樹を助けきった勇君、GJ!こういうのが起こるからダイスロールはやめられない。
  • エンディング、遂に天音クンがやってくれました。喧嘩イベントですよ、奥さん♪まあ現実問題として組織の長として徹底して現実主義を貫かなければならない早月とどこか理想主義な善を捨てきれない天音クンとではいずれ摩擦が起きるのは必然、ということで天音クンのキャラを聞いた瞬間からいつか起こるだろうと期待半分で動かしておりましたがw ふふふ、収拾は任せるがよい、というかむしろ今後の展開には都合よ……げふんげふんw
  • ラストシーン、頭を下げてこれからも共に戦うことを頼むどこかしおらしげなエアリオ、ビックリする勇のリアクションが素敵でしたw エアリオの思惑通りかは知りませんがGM的には思惑通り、いやぁ今回のキャンペーン、動かしてて楽しいNPCが多いのですが特にエアリオと神城早月は鉄板ですね!凄い楽しいです、それもこれも相手PCのリアクションが良いおかげ、感謝感謝。


大体こんなところですね。次回は少し間が開くので次も楽しんでもらえるよう(そして時間はちゃんと管理できるよう)シナリオをじっくりと練りこんで行きたいと思います。

*1:少なくとも私はそう考えます。

*2:実は勇は何処かの実験体で彼女の本当の弟ではなく、最初は命令で引き取って生活していただけ

*3:PC達の同盟を一勢力と見なせば、そうでなければ五勢力目かな?

*4:こいつは第一印象最悪、UGNエージェントの郁美は第一印象良しと狙ってみましたw

*5:最中、しとしと雨が降る感じの良いシーンをリアルのザーザー雨と雷鳴がまるで悪役シーンのように仕立てていたという悲劇で喜劇w