「マリオネット・ネメシス」
ガンドッグ・リプレイ マリオネット・ネメシス (Role&Roll Books)
- 作者: 狩岡源,アークライト
- 出版社/メーカー: 新紀元社
- 発売日: 2006/08/10
- メディア: 単行本
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実家に帰ってるときに暇つぶしがてら、ついでに買ったガンドックのリプレイです。結局、読了したのは今だったり(苦笑)
っていうか渋い!渋すぎる!!
う〜ん、何かと萌えが横行する昨今、ここまで徹底的に萌えが排除されているとむしろ新鮮だw 主人公47歳の元軍人のスナイパーでひたすら渋くて格好いい。他PCも失踪した主人公の友人の一人娘とか*1、軍人崩れの元犯罪者だとか、出生不明の暗殺者とか。
全体的に無駄な喋りを極力省いて、格好よく加工している書き方*2でイラストの効果もあってほとんど一本の洋画を見ているような感想です。
特に良かったのは主人公&親友の娘とその失踪したはずの親友が廃工場を舞台にスナイピングで決着を付けるシーン。TRSというガンドック独特のシステムを用いていてすごい臨場感溢れる勝負になっている、これはガンドックならではですね、他のシステムでこの空気を再現できるものは知りません。
実プレイの空気はだいぶ抜いて書いてあるのでプレイの参考に、とするにはややアレかも知れませんがひたすら渋くて格好よくて読み物としては非常に面白かったです。いかがでしょうか?たまにはこんなのも。