「蒼の輝石と飢えたる魔竜」

今さらかよ、というツッコミを総ざらいにスルーしつつ、年末・年始アクトのその2。

舞台は1066年の地獄塔、北狄を統べる魔竜の襲来に対しててまてまと準備を進めるシミュレーション仕立て。GMはcielx先輩、やっぱりこういう事をやらせたら上手いなぁ。

レネツィアラ・フィルスミーニア(ファンタスマ=ステラ=コロナ/18・♀)

PLは自分、愛称でレーネ。1066年時点ではシルトマウアー要塞に詰めているローエ君の軍師でイメージやら設定にもぴったり合ったので『ベルクフリートの誓い』を取得しました。長らくブレダ編のヒロインNPCとして使ったせいで、“何だかんだ言って囚われたりしてピンチになるローエの幼馴染”な印象が自分の中でも定着しかけていましたが、この度なんとPCとして復活する事態と相成りました。PLの自分もビックリです(ぉ まあ冗談はさておき、本来の彼女は軍師な感じのイメージで作り上げたキャラ、絶望的な状況から色々手を回して挽回していくのは楽しかったです。PLもこの手の数値扱うの好きだしw まあ、それはそれとして…(下記参照)
アリス・ローランシア(グラディウス=ウェントス=レクス/15・♀)

PLはkarasawaクン。地方貴族ローランシア家の娘であったが、一族が戦乱で滅びた後、紆余曲折を経て傭兵として生活していた少女。シルトマウアー要塞に詰めていたところを、リーズに一目ぼれして憧れを抱きつつ、紆余曲折で手に入れた蒼い石を彼女に贈るべく磨き続けるとかそういう導入。彼なりに考えられた『英雄物語』の産物らしいw 実体はお姉様ラブなスト(以下検閲削除)彼らしく頭の悪めな戦闘女の子キャラ化と思いきや、決めるところ決めるあたりは流石。そういうところも彼らしい。
ローエ(グラディウス=エルス=コロナ/19・♂)

PLはyakusiクン。『覇王の落胤』な少年、GMとしては何度も相手したことはあるものの、実はPLとして相手したのは3rdになってからは初めてw この時代では王子として堂々と名乗りは上げたものの、政争に巻き込まれた結果、あえなく地獄塔送りになるという導入。レーネも色々と楽しみましたがやっぱり戦争モノはコロナが映えるので良いです。というかアクトの結果、この一帯がローエ君の勢力下状態にw こういうのもなんだか楽しいですね……と笑っていたのも途中まで(やはり下記参照)
ミシェル・ローランシア(エルス=ディアボロス=アダマス/外見20代?・♀)

PLはtatariクン。教皇に仕えるバルヴィエステ聖救世騎士の女性というのは表の姿で、その実体は教皇アンゲリア七世の所有する“七至宝”と呼ばれるアーティファクトの“運び手”でその分け身を与えられた存在。参考までに“七至宝”というのはcielx先輩オリジナル設定のアーティファクトで今回の件にも、そのひとつが関わっていて、彼女はそれを追ってこの北端まで来たという導入。やはりその回りでロールしているあたりが楽しそうだった…………けっ、ひとり桃色領域から逃れやがってからに(ぉ
ギルベルト(ウェントス=フィニス=ステラ/外見、美形/♂)

PLは山鳥さん。設定年齢は知らんが美形ですw 諸国を放浪して詩を作る旅の吟遊詩人で、そのために今回シルトマウアー要塞まで出向くことになる導入。中の人が数値好きなせいもあってか今回の参謀その2、と化すw 『放浪の詩』持ちで“真実の愛を知れば〜”という消失条件に対し『真実の愛ぃ?ありえない、ありえない。』と即答で断言なさった、やたらと黒いPL発言が特徴な素敵な不死者。それに従うと今回は桃色領域に当てられて“偽りの愛”とやらをばら撒いたご様子でw 
  • というわけで半月1ターンで3ヶ月後に襲来する魔竜を撃退するために、色々と準備をしてシルトマウアー要塞のステータスを上げていく、という趣旨のシミュレーション仕立てな今回のアクト。事前に色々公表されていたことからウキウキと綿密なシミュレートを繰り返して張り切るはレーネとギルベルトの中の人……性ですな(苦笑)
  • それはそれとして件の魔竜ダルグフェン、人型をとって王宮に出向いてみるわ、塩や鉱山を的確に押さえてどうのこうのと演出を始めるわ、噂を広めて社会戦を仕掛けてくるわとやたら世俗じみた魔竜でいらっしゃる辺りは流石cielx先輩、発想が違うw*1
  • 数値条件やフラグ、進行によって挟まれるイベントやら、条件を満たすと参加するNPC助っ人やら、なんだかアリスソフトの地域制圧型ゲームをやっているような気分w 細かいところまできっちり作りこまれていて、こういうのをやらせるとホントに右に出る人は居ないなぁと思う、楽しかったです。
  • 集団戦闘ルールも簡易に人数分だけHPと判定値が上がる、としてあって上手く表現できていたと思います。やたら大味なのもまた、それっぽいといえばそれっぽいですしねw
  • で、各人、得意分野と優先順位に従って配置につき“内政”を行う中*2私のレーネが受け持ったのは治安向上、具体的には……豚人トループ20人×3グループの殲滅w いえ、普通に<交渉>で判定してもレーネは普通に強かったのですが、普通の判定はちまちまダルグフェンが奇跡&魔印で妨害してくるもので。期間のほとんどを≪帝王学≫、≪栄光の星≫→≪集団暗示≫2Lv+≪魂砕き≫での豚人瞬殺で過ごしておりました、おかげで倒した豚人トループ総人数が240体(苦笑)
  • ともあれ、合間に挟まれるイベントもアリスの持つ輝石を巡るストーリーやらミシェルと“七至宝”との絡みなどなど、普通に面白く楽しませていただきました……終わっちゃダメ?w
  • ……そういう“普通”のイベントの裏で侵略する桃色領域なイベントの数々、新設された大浴場でリーズに“スキンシップ”を試みるアリスやら、平然と媚薬を渡して『役に立てろ』などとほざくリーゼンスカヤ大司教やら、それをぶちまけてローエ君に迫った挙句、泣き出すcielx先輩の所有PCベルカドラスやら*3、だからなんと言いますか…


レーネとローエの間に子供とか出来ちゃうのも無理ないかな、とか?(←無理しかありません

  • というのもなんだか“夜の命中判定”なんてふざけたルールが作ってあったり、例の媚薬が<交渉>判定で有利になるもんだからと素で気付いてないローエ君がわざわざ方針決定の時に例の媚薬を渡してきたりで、ちょろっと迫ってみたらアレよアレよと言う間に周囲がそういう雰囲気ではやし立てまして、挙句の果てに件の“夜の命中判定”にワンダリング・パラモルが≪否定の印≫とか使ってくる始末。こんなデータを突き詰めるような思考してる最中に3時間も前に言われたことなんて覚えてられるか、畜生*4。そして、その空気に乗ってか、さりげなく例の媚薬を普通に使って街の女の子たちとよろしく致し“夜の命中判定”まで漕ぎ着けるギルベルト、因果律が消えないからにはそれは“偽りの愛”なのだな?w まあ真実の愛と言われても困るけどw
  • ともあれ、準備万端でクライマックス、襲来する魔竜ダルグフェンを待ち受けます。お助けユニットは4人を数え、色々インフレ仕切ってて処理するデータも多く、色々感覚の麻痺するような戦闘でしたけどまあ、何とか普通に撃退することに成功しました。
  • ふぅ、それにしても上記の豚人退治のせいもあってで、レーネのDPは余裕で−50オーバー、まさかTRPGやってて“お腹の子のためにも、堕ちないで〜”なんて呼びかけられる日が来るとは思わなかったw まあコレもcielx先輩が続けてネタにしたアクトを作ってくれたので……結果オーライとはいい難いな、やっぱり今後はちょっと気をつけよう(苦笑)


というような感じで、無論楽しましてはいただきましたし*5印象にも残りましたが……ホント、TRPGって何が起こるかわかりませんねぇ、って話。次は年始一番目、自分がGMやったブレダアクトの続きをレポすることにします。

*1:例によって褒めてるわけでもけなしてるわけでもないw

*2:築城とか、物資調達とか、訓練とかw

*3:参考までに条件を満たしたら参戦するお助けユニットw

*4:このイベントが起こる3時間ほど前に、軽口のようにGMが宣言してたらしい、さっぱり覚えていなかったがw

*5:というか上のも何だかんだいって自分のせいです、はい(苦笑)