GoBキャンペーン第一話「荒野の聖女」


というわけで先週日曜に行いましたGoB付属のキャンペーンフックより。
楽しみにしていた分なのか皆様、ロールに気合が入っておりましたね♪ウチのキャラも負けてはおられませぬ。

あ、普通に色々ネタバレを含むのでご注意のほどを。


まずはキャラの紹介から。

“銀の乙女”セラフィルシア・フィルスミーニア(アダマス=ディアボロス=コロナ/38・♀)

私が2nd時代から通してもっとも良く持ち込んだPC、まさかキャンペーン参加する日がこようとはw トリエル湖東岸の一帯を治める方伯で、聖剣ペナンスの48人目の主である女騎士。聖剣の力だとか、≪神の恩恵≫による体質なのだと言い訳をつけて外見は20弱ということに(苦笑)何でこんなややこしいことをしているかといえば初参加のアクトが20年近く前(ウェントスSSS)だったため。おかげで意図せず中々面白い立場のPCがひとり生み出されたというわけです。そんなわけで広く知られた英雄、みたいな感じのキャラになっております、3rdになって息子キャラと娘キャラとか作ったりもしました、そんなPCw
“二代目傭兵伯”フリードリヒ・シュローダー(ディアボロス=アルドール=アダマス/14・♂)

PLはcielx先輩。あのゲオルグ・シュローダーの忘れ形見として瓦解しかけた亡霊狩猟団を率いて神聖騎士団の末席に身をおいている。だが彼は実質お飾りに過ぎず、ゲオルグの忘れ形見との話も娼婦紛いの旅芸人である母親が吹聴した与太話を狩猟団の残党が利用したに過ぎない。って設定のひねくれ系少年キャラ、まあひねくれ系PC1としては良いキャラでも少年には見えないのですけどね(苦笑)
シェロ(エフェクトス・レクトス/21・♂)

PLはto-yaF先輩。以前行われたキャンペーン、暗天節にも参加された壮絶な人生を送ってきたエフェクトスの青年。その特殊な生い立ちからセプテントリオンに保護というか監禁というかそういう扱いを受けていたが「暗天節」の一件でさる事情からそこを抜け出し、以後は旅から旅の生活を続けている模様。女性キャラと絡み始めるとどこか生き生きし始めるのは中の人のせいであってシェロ君の特性ではないと信じたいところw 
“彷徨える魔女”スフィー(フィニス=オービス=ウェントス/1041・♀)

PLはyakusiクン。かつて救世母に教えを受け、彼女の死後に彼女の為すはずだった111の試練を果たすべく不死の成約を受けた不死者、外見は12歳くらい。彼女もセラフと同じく2nd時代から数多くのアクトに参加した“まさかキャンペーン参加するとは”ってクチで、迷える刻まれしものたちに確かな助言を与える放浪の賢者キャラ。実は悪いお兄さんに1000年単位でストーキングされ続けていることが明らかにw
“北方の戦姫”ヴァネッサ・フォルテン(アングルス=アクア=フルキフェル/13・♀)

PLはkarasawaクン。前期の例会キャンペーンで彼が使った白雉系獣人と同名ですね(朗らかな笑みで)まあ英雄譚には諸説ありってことで、これもエピックプレイの醍醐味よw はるか北方で豚人共と戦い続ける一族の娘で異種族に寛容と言われる遥かなる楽土(笑)ケルバーを目指して旅をする少女。え?ケルバーなんて簡単につける?馬鹿言っちゃいけません、外部思考装置の居ない彼女に辿り着けるわけが無いじゃないですかw

というわけで時は1062年ってことで死病に冒された物が最後に辿り着く村、レーヴェンマオルを舞台にPC達がそれぞれと、そして歴史の影に蠢く忌まわしき黄金杯と邂逅すると言ったことがメインの導入編って感じのシナリオですね。

  • というわけでセラフは友人のゲルラック伯爵から頼みを受けて共にレーヴェンマオルの視察に向かうことに。や、2ndの昔からヤバイことになってないセラフの友人って居ないなぁ〜*1これがペナンスの呪いかぁ〜w
  • で、当地にて死病に冒された人々の心の支えとなっていた修道女にしてゲルラックの妹であるエーデレナが病で亡くなった……と村人たちが嘆き悲しんで葬儀の準備を進めているところでPC達ばったり合流。フリードリヒ君や、シェロを“アニキ”と呼んで慕うような少年キャラはもうちっと幼さを残したというかぶっちゃけ頭悪めにロールしないと少年っぽくは見えんぞw まあ無茶な要求というか“少年”をやる気があるのかどうか知らんし、そもそも頭悪めって多分cielx先輩には無理だw
  • で、ちょっと全員合流するにはイベント的な要素もあってごちゃごちゃしていたので*2スフィーさんからのご指名で村を見渡す丘の上でセラフと合流するシーンを。なんというか因縁◎師匠ってこともあって“賢者殿”と呼んで敬ってみたのですが……やってみて初めて気付いた、この女(セラフね)対等の関係と見たり、形式上の礼を取ることはあっても、誰かを敬ったことってほとんどねぇやw まあ年齢のせいで大抵のPCが年下になるせいだと思うのですが、ね、きっと。
  • そして例によって例のごとく、妹の死がきっかけで危ない黄金杯に手を出すゲルラック、あっはっはw 友人なんて因縁持った奴は例外なくそっちの道に踏み込んでいくなぁ〜w まああえて解釈をつけれるとすれば“呪い”というかペナンスに選ばれるほどのその人物のある種の“輝き”を前に自身の“闇”を自覚してしまうからとかそんなところ?まあシナリオに出てくる“友人”共は別にペナンス持ちであろうが無かろうが堕ちてくやつらばっかりなのでこんな解釈なぞ、びたいち役に立ちませんけどねw
  • 金杯の力で*3蘇ったエーデレナ、そしてどこか挙動不審なゲルラック。ここでゲルラックをつついても何にも出てこないよ〜とGMからお達しが、イベントの連続だったこともあってそういう“シナリオ”の想定なんだろうけど。個人的にはエーデレナはともかく*4金杯を使うという具体的なアクションを起こしてしまったゲルラックは“行方知れず”とでもしてしまった方が展開に無理はきたさないというかPL的にストレスを溜めないかなぁといった感想。
  • まあ合間のシーンはシーンで楽しんだので別段私はストレスとは感じなかったのですが。フリードリヒが狩猟団の連中にボコにされて母親のことを出されて耐え忍んでみたり(そしてそのチンピラ共を散らせて楽しんでみたりw)*5あんまりにエロくて素敵なのに感じ入ったのかスフィーがルートヴィヒの誘惑にちょっと揺れてみたり*6、しらを切りとおすならそれで結構とゲルラックに“話すことはないか?”と優しく問い詰めて“堕ちていく人間を見るのには慣れている”的な勝ち演出をしてみたり、ヴァネッサとフリードリヒが戦士の交流をしてみたりw まあとりあえずはキャラと立ち位置を掴もうって感じで“幕間”みたいなシーンの存在自体は評価します。
  • で、ゲルラックの『病に苦しむ人々を助けたい』という願いを普通に曲解して村人達を全員ゾンビ化してのける黄金の杯♪凄惨な光景を前にしつこくスフィーに絡んでくるルートヴィヒに対して(スフィーが微妙に揺れてる演出をしたのもあって)勢い込んで(喜び勇んでw)切りかかってみたら…アレ?他の人出てきませんよ?w*7おかげで美味しいとこ総ざらいでいただきました、なんだかよー分からんが感謝w
  • 自分のしたことに*8愕然とするゲルラックを叱咤するPC達、ここはシェロ君のもの言いが相変わらずクールでよかったですね。結局馬の後ろに乗っけて連れて行くことに、まあそんなに強い人間ではないと言っても『いい歳した大人なんだから最後まで見届けような?』ってことで。
  • でゾンビの群を従えたエーデレナ(素敵にSUN値0)と対峙、ここで何と墓場から溢れ出るゾンビ共を食い止め入り口を閉じる男がひとり、フリードリヒがミドルの最初で助けた盗賊?助けてもらった借りを返すと格好よいところを見せている彼、何かGMが含むところありげに言ってたけど*9その正体が名乗りと共に明らかに!?

「オレはニザラ・カーディスって言うんだ。」

はい、分かる方どれくらい居るでしょうか?w ちなみに私は瞬間で脳がフリーズしましたw 基本ルールブックP273の凶悪そのものな面構えの漢をご覧下さいな♪はい、付属シナリオ1「黄金の杯」で素敵な三下系テンプレート[殺戮者]を演じてくださった“あの”ニザラ・カーディス先生です♪


嘘だっ!!!!


や、セラフ閣下、普通に過去のアクトというか時を下るは1070年、リュフトヒェンにて何の躊躇いもなく斬り殺します、その人!!や〜、衝撃だw ちょっと切なくて、目頭が熱くなったw

  • というわけでエーデレナwithゾンビ軍団と戦闘を。割とさっくりと∵再生∵が飛んだこともあって*10比較的楽に勝てました、っていうか結局1回もセラフが[防御判定]することなく終わりましたからね。
  • で、まあ既に死んだものは蘇らぬのだ、とばかりに誰も居なくなってしまった村を後にPC達はまた歴史の中を歩いていくのでした。セラフのエンディングは自責と後悔の念から罪滅ぼしの旅に出るゲルラックを見送るというもの、彼に押された黄金杯の≪花押≫は消えぬものの彼の魂だけは闇に沈む前に救い上げられたということで後に残ったのはケルファーレン南部の1地域の統治権というか統治する義務w ……初の飛び地ゲットですよw 『ま、いっかどうせここらなら将来的に全部纏めてウニオンの勢力下だし。』と段々、歴史シミュレーションでもやっている気分になってきた今日のセラフ閣下w

大体こんな顛末でw 次回からいよいよ歴史に絡んでくるって感じのシナリオなようで*11非常に楽しみですね♪

今回は将来的にリエッタ・クリューガーをキーに因縁つけることになるだろうシェロ君とはあえてやや薄めに付き合って反対側のスフィーさんとの関係をまず固めてみました。次回あたりはそろそろシェロ君や残り2人とも絡んでいきたいですね、ロブレンドに追い回されてそれどころじゃないかも?ですけど。

というわけで第二回に続く〜

*1:ガイリング2世とかアンセル王子とか他にも色々w

*2:や、純粋に[登場判定]に失敗したという側面もw

*3:PL視点から見れば明らかに、という話

*4:な〜んにも知らんくても不思議は無いし逆に“匂わす”演出ならいくらでも出来るし問い詰めようもないし

*5:亡霊狩猟団のチンピラ様がたはPL皆で代わる代わる楽しくロールさせていただきましたw 外道やね、ウチらw

*6:『お前に侍りたいのだ』とか、なかなか正気ではございませんわね、ルートヴィヒw

*7:[登場判定]に失敗したり、ルートヴィヒに魅入ってて出てこなかったりw

*8:今更ながら、とか言わないw 彼は所詮エキストラなのだw

*9:そして会った瞬間からあっさりまず舎弟にすることを考えるcielx先輩にコロナ分を抜けというのは酷だと思ったw 抜いてもらわな困るわけだがw

*10:そうすればヴァネッサが∵模造∵できるし

*11:第二回は1065年のフェルゲン、そう、炎上する王都が舞台だそうですw